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朝鮮民族の優れた礼儀作法-朝鮮のお辞儀

    朝鮮のお辞儀は、古くから朝鮮人民が日常生活で礼儀正しく守ってきた固有のあいさつの仕方である。

    金正日総書記は次のように述べている。

    「朝鮮民族固有のあいさつの仕方はお辞儀をすることです。古くから朝鮮人民は、人に会えばお辞儀をするのが礼儀でした」

    朝鮮のお辞儀は、人々と会ったり別れたりするときに腰を曲げ、頭を下げて尊敬と礼儀を表すあいさつの仕方である。

    わが国の伝統的な朝鮮のお辞儀の仕方には、座ってするお辞儀と立ってするお辞儀がある。

    座ってするお辞儀は部屋でするお辞儀であるが、頭を下げる程度によって深いお辞儀と普通のお辞儀、軽いお辞儀がある。

    深いお辞儀は、両手を床に当てて手の甲が触れるほど頭を深く下げる礼で、尊敬を表すべき年寄りに対して、また結婚式や還暦のような礼式にするお辞儀である。

    普通のお辞儀は、両手を床に当てて頭を下げる礼で、父母や教師など目上の人にするお辞儀である。

    軽いお辞儀は、座ったまま頭を軽く下げる礼で、目下の人のあいさつに答礼するときにするお辞儀である。

    立ってするお辞儀は、外で礼を表すお辞儀であり、座ってするお辞儀のように深いお辞儀、普通のお辞儀、軽いお辞儀がある。

    深いお辞儀は、立ったまま腰を深く曲げる礼であり、普通のお辞儀は腰を半分ほど曲げる礼であり、軽いお辞儀は頭だけを下げる礼である。

    立ってするお辞儀の仕方は、男女の間に差がなく、上半身を深く曲げるほどさらに丁寧なものになる。

    朝鮮のお辞儀に仕方は、朝鮮民族の生活感情と情操に合わせて創造し発展されてきた。

    朝鮮のお辞儀の優越さはまず、柔らかく優雅で丁寧なことを好む朝鮮人民の民族的生活感情に合う上品で親切な、やさしい礼儀作法である。

    朝鮮のお辞儀はまず、相手による礼儀作法をよく表すことができる。

    一般的にあいさつは先に見た人がするようになっているが、目上の人を尊敬して目下の人が先にすることが原則で、目上の人にするあいさつと同輩同士のあいさつが異なっている。

    朝鮮のお辞儀で目上の人にするあいさつは、必ず腰を曲げて丁寧な姿勢で敬意を表し、目上の人は目下の人のあいさつに頭を軽く下げて答礼をする。

    そして、同輩同士には互いに安否を伺い、腰を曲げたり頭を下げたりしてあいさつをする。

    朝鮮のお辞儀はまた、礼を表す仕方で男性と女性が異なる点もあり、礼儀作法の明るい朝鮮人民の風貌をさらによく表している。

    朝鮮のお辞儀の仕方は、男性も女性も腰を曲げてお辞儀をするようになっている。しかし、男性はおとなしく腰を曲げ、女性は男性より腰をさらに深く曲げてお辞儀をしたことは、朝鮮の女性の高尚で美しい風貌をよく表している。

    朝鮮のお辞儀はまた、多くの人々の前と目上の人に対しては自らを謙ることによって、相手を尊重しながらも自らの謙遜さを表すものである。

    朝鮮のお辞儀の優越さは次に、その表現手法が多様で豊富なことにある。

    あいさつは、一般的に行動(振る舞い)によって表すものであるが、人に会ったときのあいさつは、あいさつの言葉を伴うようになる。

    朝鮮のお辞儀は、時と場所によって、屋内と屋外、朝と夕方、うれしい時と悲しい時にするあいさつの仕方が異なる。

    まず、屋内であいさつをするときは、立ってすることもあるが、多くは座ったまま腰を曲げてあいさつの言葉を交わし、礼を表した。

    そして朝会ったときは、お辞儀とともに夜の安否を伺うあいさつの言葉を交わし、夕方は別れながらお休みなさい、夜道に気を付けて下さいというあいさつの言葉を交わして礼を表した。

    そして、うれしいときと悲しいときのあいさつは普通とは異なり、具体的な環境と条件に合わせてお祝いの言葉、または慰めの言葉と顔つきで表しながらあいさつを交わした。

    朝鮮のお辞儀の優越さは次に、外国のあいさつの仕方に比べて礼儀作法が明白に現れるばかりでなく、非常に美しく、衛生上から見てもすぐれたものである。

    世界には、あいさつの仕方が多いが、朝鮮固有のお辞儀のように、親しくて礼儀作法が明白に現れ、相手と場所にしたがってやさしく、柔らかなあいさつの礼儀作法はないといえる。

    実に、朝鮮のお辞儀は人々の間に真心を込めて互いに尊敬と礼儀を十分に表すことができる立派なあいさつの仕方である。

    朝鮮人民は、朝鮮のお辞儀のような立派なあいさつの仕方を持っているため、礼儀作法の正しい民族としての高い道徳的風貌を余すところなく発揮している。