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質問に込められた総書記の美学観

    ある年の秋の日にあったことである。

    ある幹部と席を共にした偉大な金正日総書記は意味深長な質問をした。

    顔立ちが綺麗で香水もかけていい香りもするが、労働には勤勉でなく自らの利益だけを考える人と、顔立ちは綺麗でなく香水の香りはしなくても、誰が見ようが見まいが良心的にまじめに働く人のうち誰がもっと美しいかという質問であった。

    幹部は後者がもっと美しいと申し上げた。

    そうすると総書記は彼の答えに肯定しながら、わが社会で美しい人は祖国と人民のために誠実に働く人であると言った。

    しばらくして総書記はその二人を花に比喩していえば、前者はノバラのようであり、後者は綿花のようである、ノバラは花が咲きおちた後何も残さないが、綿花は芳しく華麗ではなけれどその代わり立派な綿を残す、綿花は大きな利得を上げながらも自分の姿を誇らないため、もっと可愛らしく、愛するようになると言った。

    人々のために大きな仕事をしながらも自分を誇ることを知らない素朴な綿花をもっと愛する総書記の美学観には、勤労する人民を熱烈に愛する総書記の高潔な品格が反映されているのである。