金日成主席が創始したチュチェ思想を自主時代の発展と革命実践の要求に即して全一的に体系化し、全面的に発展豊富化した方は金正日総書記である。
金正日総書記は次のように述べている。
「チュチェ思想の革命的真髄と純潔を固守しながら、時代と現実の発展の要請に即してチュチェ思想を深化させて豊かにし、チュチェ思想の偉大さをいっそう輝かせなければならない」
金正日総書記はチュチェ思想を深化発展させるために何よりも、その哲学的基礎原理を理論的に強化することに深い注意を払った。
総書記がもっとも心血を注いだのは、人間の本質的特性にたいする解明であった。
早くから主席は人間にとって自主性は生命である、人間は自主的な思想意識をもった存在であり、世界でもっとも発展した有力な存在である、自然と社会を改造するのも人間であり、科学と技術を発展させるのも人間である、それゆえ、人間は世界を支配する主人であり、すべてを決定する要因となると述べた。
総書記は朝鮮革命と人類が歩んできた歴史的道程、主席の教えを原理的に集大成して、人間は自主性と創造性、意識性をもつ社会的存在であるという定義づけをした。
人間の本質的特性にたいする理論的定立は、チュチェ思想を人間中心の世界観として理論的に体系化するうえで根本礎石となった。
総書記は人間の本質的特性と人間があらゆるものの主人であり、すべてを決定するという哲学的原理にもとづいて、人民大衆を歴史の主体としておし立てる社会歴史原理を全面的に体系化した。
総書記はチュチェ思想の指導的原則も自主的立場、創造的立場、思想を基本に捉えていく原則に分けて体系化した。
チュチェ71(1982)年3月31日、総書記はチュチェ思想を完璧に集大成した不朽の古典的著作「チュチェ思想について」を発表した。
総書記はこの著作にチュチェ思想の創始、チュチェ思想の哲学的原理、チュチェ思想の社会歴史原理、チュチェ思想の指導的原則、チュチェ思想の歴史的意義など、チュチェ思想の幅広くて深奥な内容をみな包括させて全一的に体系化した。
総書記の著作「チュチェ思想について」は、朝鮮人民はもちろん、世界人民の中で大きな反響を呼び起こしている。
著作は発表されて1年足らずの間に世界の90余りの国で1000余万部の出版物に掲載され、144の国で単行本として出版された。
世界各国の著名な人士たちと進歩的人民はこの著作について「20世紀の80年代に出た新たな共産党宣言」「人民大衆の自主性を実現するための哲学の教科書」であると口をそろえて言った。
総書記は古典的著作「チュチェ思想教育における若干の問題について」「反帝闘争の旗をさらに高くかかげ、社会主義、共産主義の道を力強く前進しよう」「チュチェの革命観を確立するために」などの著作で、社会的・政治的生命体に関する原理、革命観の原理、革命観を人生観化するうえで作用する諸原理を解明して、チュチェ思想の哲学的原理、社会・歴史原理の内容をさらに発展豊富化した。
総書記はチュチェ思想が初めて闡明した人々の思想意識の役割にたいする思想もさらに豊富化した。総書記は革命と建設で思想が基本であり、人民大衆の思想精神力がすべてを決定するという思想論の原理を、その生命力と強国建設者の思想的・精神的風貌と結びつけてより豊富に解説論証して思想を重視すべきであるというチュチェ思想をさらに発展豊富化した。
このように総書記の積極的な思想・理論活動によって主席の革命思想、チュチェ思想は時代が求めているすべての理論的・実践的諸問題にもっとも正確かつ原則的な解答を与える時代の大百科全書として発展豊富化された。