検索語を入力しなさい。 禁止文字です。
自主は全世界の自主化の基本理念

    金日成金正日主義では自主は全世界の自主化のための闘争で進歩的人類が掲げるべき基本理念であると科学的に示している。

    自主化された世界は、あらゆる支配と従属が完全に一掃され、すべての国と民族が自由で平等に暮らす新たな世界である。自主化された世界を建設するためには、すべての国と民族が自主の旗を高く掲げ、帝国主義者の支配と従属に反対して闘わなければならない。こういう意味で自主は全世界を自主化するための闘争で基本理念となる。

    自主の理念はまず、国と民族の生命である自主性にたいするいかなる形態の侵害も断固と反対排撃することを求める理念である。

    自主性は国と民族の生命であり、自主性を守る道に国と民族の尊厳と栄誉、富強繁栄がある。

    歴史はたとえ小さい国であっても自主性を生命とし、確固と堅持するときには尊厳と栄誉を守り、富強繁栄を遂げることができるが、広大な領土と人口数、経済と文化の発展を誇る国と民族であっても自主性を守れないと自己の尊厳と利益はもとより、存在まで維持できないということを示している。

    自主性は各国と民族の生命であるが、それは決して自ずと守られるのではない。この世に他国と他民族にたいする支配と従属を本性とする帝国主義、支配主義が存在する限り、自主性はそれを奪い侵害しようとする帝国主義、支配主義者と断固立ち向かって戦う時にのみ守られる。

    自主の理念はまた、各国と民族が自己の自主性をしっかりと擁護するだけでなく、他国と他民族の自主性も徹底的に尊重することを要求する理念である。

    世界のすべての国と民族がともに自主性を生命としているだけに、国と民族間の関係は互いが自主性を尊重することになってこそ、正義で公正なものとなることができる。

    世界には大きな国と小さい国、発展した民族と発展途上の民族はあっても、支配する国と民族、支配される国と民族とはあり得ない。もし、いかなる国と民族が自己の自主性を実現することは当然なものとして見なしながらも、他国と他民族が自主性を実現しようとすることにたいして疑問視し、不満足に思って全面的に妨害してくるならば、国と民族間の関係は必ず不信と対決、支配と従属の関係となるだろうし、全世界の自主化は実現されない。

    すべての国と民族は自己の自主性を死を覚悟した闘争で堅持するだけでなく、他国と他民族の自主性も尊重すべきである。

    自主の理念はまた国際関係発展におけるすべての問題を自主性を尺度にして評価しそれに合わせて処理することを要求する理念である。

    自主性は国際関係発展におけるすべての問題をもっとも公正かつ、民主主義的に評価するようにする原則であり方法である。

    国際関係はどこまでも世界のすべての国と民族の自主的発展と繁栄を目指すものとならなければならないので、国際関係発展におけるすべての問題は徹底的に各国と民族の自主性を擁護し実現する原則で解決すべきである。

    国と民族の生命である自主性を尺度にして国際関係発展におけるすべての問題が評価され処理されるとき、国際社会は人類の志向と念願に合致して民主化されるであろうし、すべての国と民族の自由で平等な発展と繁栄がなされ、全世界の自主化が実現できる。