【平壌８月２６日発朝鮮中央通信】朝鮮労働党総書記で朝鮮民主主義人民共和国国務委員長である敬愛する金正恩同志が８月２４、２５の両日、複数の地方工業工場建設場を現地で指導した。 

　朝鮮労働党中央委員会の幹部である趙甬元、朴正天、金才龍、朴泰成、呉秀容、朱昌日、金哲三、キム・ファソンの各氏が同行した。 

　敬愛する金正恩総書記を現地で、当該地域の地方工業工場の建設に動員された軍部隊の指揮官たちが迎えた。 

　敬愛する金正恩総書記は、地方工業工場の配置および園林計画図を見ながら指揮官たちから建設進捗状況の報告を受け、工事現場を見て回って実態を確かめた。 

　金正恩総書記は、地方発展の新しい時代を告げる着工の発破ボタンを押したときが昨日のようであるのに、すでに工場が姿を現した、全般的に総工事量の８０％界線を超えたということだが大したものだと述べ、満足の意を示した。 

　金正恩総書記は、設備の稼働に支障がなく、労動生産能率を最大限に保障できるように工程設計の要求通りに施工されているか、壁体の保温対策は確実に立てられているか、壁体のタイル張りが遜色なく行われているかを注意深く見ながら、施工の質的水準を評価した。 

　金正恩総書記は、工場の建設を早く終えたいという焦燥感にとらわれて質向上の政策的要求をなおざりにしては絶対にいけない、党が人民と約束し、人民軍が人民に贈ると決意した地方工業工場を遠い後日にも遜色がないように建設すべきであると述べ、そのためには、現場の指揮官と建設監督機関が要求の度合いと役割を一層強めなければならないと重ねて強調した。 

　金正恩総書記は、軍人建設者の仕事ぶりを長い間見て、作業条件と生活条件をよりよく整えるよう指示し、軍人大衆の精神力を発揮させるための火線式政治宣伝、生産鼓舞活動を一層強化することについて述べた。 

　金正恩総書記は、道・市・郡の党組織と各級人民委員会が、工場の建設が完工する次第、工場をフル稼働させて人民がそのおかげを被るように原料基地の造成と技能工の養成など、その準備を主人の立場に立って着実に行うよう強調した。 

　敬愛する金正恩総書記は、地方経済の発展と人民生活の改善において明確な変化をもたらすための党の「地方発展２０×１０政策」を確実に実行していく上で、現在推進している地方工業工場の建設とともに、保健医療施設と科学技術普及拠点、穀物管理施設の建設を並行させることで、地方中興の歴史的偉業を加速させていく新しい方向を示し、その実現のための重大措置を取るという党中央の立場を宣明した。 

　金正恩総書記は、地方が画期的に発展し全面的に興る新しい時代をより早く、同時多発的に開くために、党は、現在のような困難な時期に下しがたい決心ではあるが、必ずやり遂げるべき事業であるため、重大な決断を下すのであると述べ、地域の地方工業工場の建設を受け持った人民軍部隊が展開されているこの機会に、科学技術普及拠点も完工し、病院と穀物管理施設も建築骨組工事を先に完成し、年次別に国家的な対策を伴わせながら完工して運営を始められるようにするのが最も合理的であろうと語った。 

　金正恩総書記は、保健医療施設の近代化水準が都市に比べて相対的に脆弱な地方の市・郡に、大規模の発展した病院を立派に建設して地方の人民の健康増進を図るのは、必ず実現すべき必須の課題であると述べ、膨大なこの課題を遂行する上でまず建物の建設を地方工業工場の建設日程に合わせて先行させ、設備は今後の国家的な計画に従って設置するための対策を立てなければならないと具体的な教示を与えた。 

　科学技術普及拠点建設の必要性を強調しながら、農村を都市化する上でわれわれが目的とするのは単なる建築美学的な模倣ではなく、都市に劣らない農村陣容の先進化、労働者階級化、科学技術人材化を早く実現することである、そのための実践的な方途として各市・郡に「科学技術普及センター」を設けて各分野の必要な知識を普及すべきである、これは科学技術によって発展する国家を建設しようとする党の政策にも合致する重要な事業であると述べた。 

　また、穀物を加工・保管する複数の施設を通称して「穀物管理所」という概念をつくるべきであると述べ、穀物管理所も既存の施設を補修する程度の消極的な態度ではなく、国家が直接とらえて新たに建設することで、苦労して取り入れた穀物をー粒も無駄なく保管・管理し、特に人民に質的に加工された食糧を供給できるようにすべきであると述べた。 

　金正恩総書記は、現在、全国的に地方工業工場の建設が本格的に推進される過程で、施工陣容と資材保障、指揮システムが比較的整然と立てられているが、この機会に各市・郡で近代的な病院と科学技術普及拠点、穀物管理施設の建設を同時に推し進めるのは時期的にも、実利的にも最適の選択になると重ねて確言しながら、地方発展政策が軽工業部門工場の建設にのみ限らず、保健医療と科学教育も含む包括的な政策になってこそ、真に地方の人民の物質的・文化的生活の向上に寄与し、地方発展の効率性を画期的に高めることができると述べた。 

　金正恩総書記は、市・郡の農村建設陣だけでは住宅を全て建て直すことだけでも膨大なことなので余力がない、だからと言って必須不可欠の重要な事業に顔を背けるなら、地方振興の夢は単なる口先だけのスローガンになる恐れがあると強調しながら、わが党は党政策の徹底した擁護者、支持者、貫徹者であり、新しい時代の文明の開拓者、人民の幸福の創造者であるわが軍を信じて勇断を下したと述べ、地方工業工場の建設に動員された各軍部隊が人員編成と陣容調整を上手にし、工事日程を綿密に組んで新しく課された課題を遂行するための具体的な方向を示した。 

　そして、より膨大になった地方発展１０年目標の細部計画と具体的な遂行方途を当該部門の責任幹部たちが深く研究し、１２月総会で討議・審議および決定・採択し、年次別に着実に実行していくであろうと述べた。 

　金正恩総書記は、任務は膨大で条件は実に困難であるが、もう少し力を入れ、より奮闘すれば、必ずわれわれの理想を実現することができる、厳しいときに困難な使命を進んで担うのは朝鮮革命家の特質である、このような雄大な目標が達成される１０年後には、地方と農村が文字通り世紀の後進性を払拭して変革を遂げるであろう、わが国家の様相も見違えるほど変わるであろう、その日を思い描きながら革命を行う生き甲斐を求め、その日を思い浮かべながら今日を踏み台にして奮起しようと呼び掛けながら、地方中興の変革過程を早める上で重要な歩みとなる壮大な計画が必ず立派な実を結ぶであろうとの確信を表明した。 

　　敬愛する金正恩総書記の地方工業工場建設場に対する現地指導は、わが党の「地方発展２０×１０政策」をより豊かにし、新たな高い段階へと深化・発展させる綱領的指針、戦闘的旗印が示された重大な契機に、人民の念願と要求を政策に反映して実行する建党当初の本道に限りなく忠実な朝鮮労働党の指導活動においてもう一つの転換的意義を持つ政治的出来事として歴史に末永く輝くであろう。