朝鮮で地方主権機関は地方で主権を行使する国家機関である。
地方主権機関には地方人民会議と地方人民委員会が属する。地方人民会議と地方人民委員会は道（直轄市）、市（区域）、郡を単位にして行政区域によって組織され、該当地域内の公民によって選挙された代表で構成され、勤労人民の権利と利益を擁護し保護する。
地方人民会議は地域内の人民代表制機関として、該当地方で主権を直接的に行使する中枢的地位を占め、主導的役割を行う。
地方人民会議は一般的、平等的、直接的選挙原則によって秘密投票によって選出され、該当地方に居住し選挙権をもつ公民として、人民のために献身的に働く労働者、農民、知識人を始めとした勤労人民の代表で構成する。
地方人民会議の基本活動形式は会議である。この会議で自己の権限と任務に属する諸問題を集団的に討議、決定する。地方人民会議は定期会議と臨時会議を有する。
地方人民委員会は該当人民会議の休会中の地方主権機関であり、該当地方主権の行政的執行機関である。
地方人民委員会は該当地域内で国家政策の執行者であり、人民生活に責任をもった戸主として人民会議を招集し、国家の法令、政令、決定、指示を執行し、該当地域のすべての行政活動を指導するなどの任務と権限をもっている。
地方人員委員会は決定と指示を下し、自己の活動にたいして該当人民会議の前に責任をもち、上級人民委員会と内閣に服従する。
地方人民会議と地方人民委員会はすべての活動で民主主義中央集権制の原則を具現している。
