大衆スポーツ活動は、社会の全構成員を日頃からスポーツ活動に参加させて彼らの身体を鍛え上げ、健康と長寿の肉体的担保を得るための重要な活動である。
大衆スポーツは、国のスポーツの発展水準をみせる重要な表徴の一つである。
今日、朝鮮では党のスポーツ強国建設の構想にしたがって、大衆スポーツがいつにもまして活発に行われている。
なによりもまず、スポーツの大衆化、生活化が幅広く行われている。
今日、朝鮮では幼稚園から大学にいたるすべての子供、青少年学生と労働者、農民、インテリ、事務員など各階層の広範な大衆が朝の駆け足と中休み体操、健康テコンド、リズム体操をはじめ、大衆スポーツに極力参加している。
世界的に見ればスポーツの大衆化を名乗る国々はあるが、その大衆化の水準が等しくない。
今日の世界には一部の国のように、一、二種目のスポーツにたいする社会的関心と人気が相対的に高く、その大衆化の実現水準の高い国があるかとすれば、またスポーツの大衆化を国策と公布した国、多くの人々がスポーツを日常的にやるようさまざまな措置を講ずる国もある。ところが、朝鮮でのように全人民がみなスポーツ活動に参加する国、スポーツ活動でにぎやかな国は世界のどこにもないであろう。
朝鮮ではスポーツを大衆化する上で人々の職業、性別、年齢上の特性と体質的特性に合う科学的かつ効果的な体力鍛錬の手段と方法にもとづいて行っている。
今日、朝鮮では青少年たちの身長を伸ばし、均衡の取れた体力に発達させるため、効果的な手段と方法に依拠して多彩なスポーツ活動を計画的に行っている。また、すべての勤労者が性格と趣味、体質にかなったスポーツの種目を選び、生活化しながら労働の疲労を適時に癒し、信念とロマンに満ち、躍動する若さをもって働いている。
次に、朝鮮ではスポーツの大衆化実現に必要なあらゆる社会的条件を国家が責任をもって国家負担で十分に保障している。
わが国では8、9月人民体力検定月間と7、8月海洋スポーツ月間などの各種のスポーツ月間、スポーツの日、スポーツ節、春季及び秋季の運動会など、スポーツ活動に社会の全構成員を参加させて体力を鍛錬するようにする、世界でもっとも先進的ですぐれた大衆スポーツ活動システムが定期的に運営、実施されている。
また、全国労働者スポーツ競技大会、全国農業勤労者民族スポーツ競技大会、保健医療部門のスポーツ競技大会、9月5日賞全国大学生スポーツ競技大会、人民スポーツ大会、全国道対抗スポーツ競技大会、大雄牛賞全国民族相撲競技など、階層別、地域別、部門別に手配し実行する整然とした大衆スポーツ競技システムも確立している。
それとともに各種の競技場、体育館、文化会館、海水浴場、スキー場、乗馬クラブをはじめとした最新の設備を備えた現代的で大衆的なスポーツ施設と運動器具を国家負担で保障し、誰もが思う存分利用できる社会的施策も絶えず実施している。