チュチェ

社会主義の背信者によって社会主義のイメージが傷つけられ、少なからぬ人々の間で社会主義の勝利にたいする信念が弱くなっている状況下で、社会主義勝利の歴史的必然性を明白に解明することに第一義的な関心を寄せていた金日成主席は、朝鮮を訪問した日本の「岩波書店」社長の質問にたいする回答をはじめ、いくつかの著作において社会主義が勝利することは歴史発展の法則であることを明白に闡明した。
主席は一部の国で社会主義が挫折し、資本主義が復活していることは、人民の自主偉業の実現にとって大きな損失であるが、それは決して社会主義偉業の正当性と帝国主義の反動性を否定するものとはならないと述べた。
主席は、社会主義は人間による人間の搾取と抑圧を一掃し、誰もがひとしく自主的に暮らそうとする社会的人間の本性を具現した理念であり、したがって歴史が前進し、人びとの自主性と創造性が高まるにつれてより大きなけん引力をもつようになり、必ず勝利するということを鉄の論理で論証した。
そして現情勢の変化過程を悲観的に見るのでなく、楽観的に見るべきであり、社会主義にたいする確信をもって自主の道をいっそう力強く前進しなければならないと強調した。