チュチェ45(1956)年6月10日、
鯉明水までは6里、
彼らは一致して自信があると答えた。
隊伍の陣頭には
南胞胎台地に辿ると最初の休息をするようになった。
よほど疲れた踏査隊員たちは各所に背嚢を下ろし始めた。
隊伍が一望に収められるフンゲス台地に着いたとき、突然雨が降り出した。
歌声が途絶え、みんな沈うつな表情になった。
扁桃腺炎を病んでいる学生が力に余って徒歩のテンポを緩めると、隊伍に間隔が生じながら行軍の速度が遅くなった。
そして「遊撃隊行進曲」の音頭を取った。
隊伍の間隔が再び狭くなり、行軍の速度が速まり、歌声はさらに力強く鳴り響いた。