「チュチェ思想は勤労人民大衆を中心にすえて革命理論を展開することにより、勤労人民大衆の自主性を実現するための革命理論を全面的に解明することを可能にし、労働者階級の革命理論を民族解放、階級解放、人間解放にかんする理論を包括する完璧な理論に、社会改造、自然改造、人間改造にかんする理論を集大成した完成された共産主義理論につくりあげました」
チュチェの革命理論は不滅のチュチェ思想にもとづいている人民大衆中心の革命理論である。
元来、すべての革命理論はみな一定の世界観に根ざしており、それを起点としている。世界にたいする見解と観点、立場の全一的な体系である世界観は、革命理論の思想的・理論的および方法論的基礎となる。それゆえ、革命理論の科学性と革命性は、それがもとづく世界観の科学性と革命性によって規定される。
チュチェの革命理論の基礎をなすチュチェ思想は人間、人民大衆を中心にすえて展開され体系化された科学的な世界観である。チュチェ思想は世界の主人である人間の根本利益をもっとも徹底的に反映しており、人間との関係の中で世界の本質とその変化、発展の合法則性を解明し、人間を中心にしてすべての問題を解決していく方法論を与える。
チュチェの革命理論はまさに不滅のチュチェ思想を思想理論的および方法論的基礎とし、人民大衆を中心にしてすべての理論を展開することにより、自主時代の完成された革命理論となっている。
チュチェ思想を具現しているチュチェの革命理論は、客観的な物質的条件を中心にすえて展開した従来の革命理論とは異なって、人民大衆を中心にすえて展開した革命理論であり、人民大衆の役割にもとづく革命の戦略と戦術である。チュチェの革命理論は、革命と建設の主人である人民大衆を中心にすえて革命運動の原理と合法則性を明らかにし、人民大衆の要求と準備程度を基本にして彼らの創造的役割を最大に高める戦略・戦術を明示する。
このようにチュチェの革命理論は、人民大衆の自主的要求と利益を徹底的に擁護して実現し、革命と建設で人民大衆の役割を最大に高める人民大衆中心の革命理論であることにより、自主時代の完成された革命理論となる。
チュチェの革命理論は人民大衆の自主性を実現するためのすべての段階、すべての分野で提起される理論的・実践的問題に全面的な解答を与える完成された革命理論である。
人民大衆の自主性は各段階の困難な革命闘争と複雑な建設活動を通じて実現される。それゆえ、革命理論が完成されたものになるためには、人民大衆が社会的解放を目指す闘争に奮起したときから自主性を完全に実現するときまでの革命発展のすべての段階、革命と建設のすべての分野の理論と戦略・戦術を全面的に、完璧に解明したものにならなければならない。しかし、従来は支配階級の搾取と抑圧から被支配階級を解放することのみを革命の目的とみなし、人間による人間の搾取と抑圧を一掃すれば革命が終わることと見なした。
チュチェの革命理論は主に階級的解放に関する理論の解明にとどまっていた従来の労働者階級の革命理論の歴史的制約性を克服し、民族解放、階級解放、人間解放に関する理論と社会改造、自然改造、人間改造に関する理論、全世界の自主化に関する理論などを全面的に解明することによって、人民大衆の自主性を実現するすべての過程におけるすべての理論的・実践的問題に完璧な科学的解明を与えている。特に、チュチェの革命理論は先軍時代の要求に合わせて先軍革命思想、先軍政治理論を全面的に解明し、社会主義建設、社会主義強盛国家建設を目指す闘争戦略と戦術を科学的に解明することにより、帝国主義者とあらゆる反動勢力の策動を断固粉砕し、人類の自主偉業、社会主義偉業を勝利の一途へと導くもっとも正しい道を示している。
実にチュチェの革命理論は、人民大衆の自主性を実現する闘争とともに永遠に勝利する不滅の革命理論である。
