現代は自主性の時代である。
すべての国と民族は、自国の自主権が蹂躙されることを望まず、自主的に生き、発展することを志向する。
国と民族の自主性を実現するためには、自立的民族経済を建設することが重要な要求として提起される。
「われわれの自立的民族経済は、国の政治的自主性を保障し、防衛力を強化する頼もしい物質的基礎となっています」
自立的民族経済は、他国に従属されず、自力によって進む経済、自国の人民に奉仕し、自国の資源と人民の力に依拠して発展する経済である。
自立的民族経済を建設することは、まず国の政治的自主性を保障する必須的な要求である。
自立的民族経済は、国の政治的自主性の物質的基礎である。
経済的に自立してこそ、強固な物質的土台の上で政治的独立を維持し。自国の人民の自主権を守ることができる。
そして、自国の現実的な条件に即して自主的に路線と政策を樹立し、あくまで貫くことができる。
どの国でも経済力の打算と動員を見抜かなくては、路線と政策を正しく樹立することができず、立派に貫くこともできない。
経済力に対する打算とそれを動員する方途が裏付けられなかった路線と政策は、現実性を持つことができない。
これは、自主的に路線と政策を樹立し、貫くためには、それを裏付ける自立的な経済力があるべきであるということを示している。
自立的民族経済を建設することは、次に国の富強・発展と人民生活を物質的に保障する必須的な要求である。
自立的民族経済建設は、国の資源を合理的に、総合的に利用し、生産力を発展させ、人民生活を絶えず向上させる。
自立的民族経済を建設してこそ、国の富強・発展と人民生活に必要な基本的なもの、多く求められるものを自力によって十分に生産し、供給することができる。
自らの強固な経済的土台がなく、外資を引き入れて経済問題を解決しようとすることは、妄想であり、従属の道である。
自立的民族経済を建設することは、自衛的国防力を発展させる上でも必須的な要求として提起される。
軍力はすなわち、国力であり、民族の不抜の威力は、いかなる侵略者も打ち破ることができる強力な軍事力にある。
国防力が強ければ、国と民族の尊厳を守り、国防力が弱ければ侵略勢力に占領され、奴隷になる。
強力な国防工業を創立し、強化発展させ、自衛的な軍事力を強固にするためには、自立的民族経済を建設すべきである。
自立的民族的経済に基づいた自衛的国防工業は、帝国主義者の侵略から祖国の安全と民族の自主権を守る軍事的・経済的保証となる。
自立的民族経済を立派に建設するためには、自力更生の原則を徹底して守るべきである。
自力更生は、各国の人民が自力を信じ、自国の内部源泉に依拠して経済を発展させ、国の物質的・技術的土台を強固に築き上げるために必ず堅持すべき根本的原則である。
朝鮮の社会主義自立経済土台は、偉大な大元帥たちの賢明な指導の下、朝鮮人民が他国の援助ではなく、自力と自国の技術、資源によって築き上げた自力更生の貴重な獲得物である。
朝鮮では今日、敬愛する
