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革命と建設において主体性と民族性を固守するためにはどうすべきか(4)

    人民の民族的誇りと自負を高める

    

    民族的誇りと自負を高めることは、主体性と民族性を固守するための重要な要求である。

    民族的誇りと自負は、民族愛と民族自主意識の発現である。

    民族的誇りと自負は、民族自主意識を確立するための思想活動によって自国と自民族に対する誇りの感情と国と民族を守り、さらに発展させて行こうという覚悟で強くなる思想感情に基づいている。

    とりわけ、小さくて立ち遅れた国、かつて大国の支配と干渉を少なからず受け、事大主義と教条主義が根深く残っている国では民族自主意識を高めるための思想活動をより積極的に行わなければならない。

    事大主義、教条主義は、民族虚無主義の所産として民族自主意識の欠如にその思想的根源をおいている。

    民族的誇りと自負は、自民族の優秀性の体得に基づいて生まれ発現される。

    すべての民族にはみなそれに固有の優秀性があり、それを生かし押し立てようとする志向と要求がある。

    国と民族の運命を切り開くたたかいを通じて社会的、歴史的に形成される民族の優秀性は、人種的特性とは関係がなく、ある特定に民族のみにそなわるものでもない。

    ブルジョア人種論者たちは民族の特性が人種的特徴によって規定されるかのように主張しながら、皮膚色によって白人は「高等人種」、有色人は「劣等人種」に分け、発展した文明は「高等人種」だけが創造し、民族の優秀性も白人種だけが持っているかのように云々している。反動的人種論は、帝国主義者によって人種差別政策と民族抹殺政策の思想的道具として利用されてきた。

    このように人々の民族意識、革命意識を麻痺させ、民族の優秀性を骨抜きしようとする帝国主義、支配主義勢力と人民の志向、要求に逆行して民族の利益を犠牲にする民族反逆勢力が残存している状況下で、民族の優秀性を生かしおし立てる事はなお重要な問題として提起される。

    民族の優秀性を生かしおし立てる上で重要なことは、歴史的に形成され継承される進歩的でかつ人民的な民族遺産を正しく生かすとともに、民族の新しい優秀性を絶えず創造していくことである。

    長い歴史をもつ自民族の自主的で創造的な闘争の過程で社会生活のすべての領域の具体的対象に具現されている民族の優秀性は、人々に直接的に自民族の優秀性、偉大性に対する自覚とそれに対する誇り、自負を抱かせる。

    このように民族的誇りと自負を高めることは革命と建設において主体性と民族性をしっかりと守り、人民大衆の自主偉業の永遠な勝利を確証する思想的・精神的源となる。