革命的組織観は、領袖が創建し指導する革命的組織にたいする観点と立場である。
「組織観は党組織に限らず、党の指導のもとに領袖と大衆を結び付けるすべての社会的・政治的組織にたいする観点と立場を包括しています。」
革命的組織観は、党組織にたいする観点と立場、党の指導のもとに領袖と大衆を結びつけるすべての社会政治組織にたいする観点と立場を包括する。
革命的組織観は何よりも、革命組織を自己の政治的生命の母体と見る観点である。
革命をおこなうためには団結すべきであり、団結するためには組織が必要である。ところが組織の貴重さは団結の必要性にのみ関連するものではない。革命組織は人民大衆をなしているすべての構成員を組織的に結束して政治組織の一構成員にし、領袖と血縁的につながるようにする。組織を抜きにしては誰もが領袖と血縁的に結び付けられず、領袖の与える貴い社会的・政治的生命を担うことができない。
革命組織を社会的・政治的生命の母体として、もっとも貴重にするところに革命的組織観の真髄がある。
革命的組織観は次に、革命組織に尊厳をもって対し、革命組織に徹底的に依拠して活動し生活する立場である。
革命組織が人々の社会的・政治的生命の母体であるため、革命家は革命組織に尊厳をもって対し、それに徹底的に依拠して活動し生活しなければならない。子息が自分を産み育てた親を愛し尊敬することのように、革命家が自分の政治組織を愛し大事にするのは当然のことである。革命家はいつどこでも自発的な組織観念をもち、組織に徹底的に依拠して組織の指導と統制のもとで活動し、生活することを原則にしなければならない。
革命的組織観はすなわち革命組織を貴重に思い、尊厳をもって対する観点と立場として、革命家が当然身につけるべき革命組織にたいする観点と立場である。