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意識性と意識を同じものとして考察することができるか。

    意識性と意識は密接に結びついているが、決して同じものに見ることはできない。

    金正日総書記は、意識は人間の肉体的器官のなかでももっとも発達した器官である脳髄の高級な機能であります、脳髄は人間の生命活動において中枢の役割を果たし、脳髄の機能である意識は人間のすべての活動を指揮しますと述べている。

    一般的に意識は人間の脳髄の高級な機能である。

    人間の脳髄は人間の生命活動において中枢的な役割を果たし、脳髄の機能である意識は人間のすべての活動を規制する。ところが意識には健全で正確な意識もあり、反動的で誤った意識もある。

    意識性は健全で正確な意識を持ち、自らの活動を正しく調整し統制していく人間の特性である。

    言い換えればあらかじめよく打算して立てた計画にしたがって活動し、直面する状況を適時に分析し判断したうえで、正確な方途と解決策を立て、それによって活動するのが人間が持つ意識性である。

    意識性は世界と自分自身を把握し、改変するためのすべての活動を規制する社会的人間の属性である。意識性をもつがゆえに人間は世界とその運動発展の合法則性を把握し、自然と社会を自らの要求に合わせて改造し発展させていく。

    人間のすべての活動は意識性によって規制される。

    人間のすべての活動が目的意識的に行なわれるようにする人間の属性が他ならぬ意識性である。

    意識性は人間のすべての認識活動と実践活動が目的意識的に行なわれるようにする。

    世界と自分自身を目的意識的に把握するのは人間のみである。人間は意識性を持つがゆえに世界の本質とその運動発展の合法則性、自分自身を把握する思惟活動をするようになり、世界のすべてのものを自らの意思と要求に即して改造する活動を目的意識的に行なうようになる。