チュチェ

    それはチュチェ思想が世界で人間を最も尊び、愛する思想であるからである。

    金正日総書記は次のように述べている。

    「チュチェ思想は世界で人間を最も尊び、愛する思想であるため、国と民族も最も熱烈に愛する思想です。チュチェ思想こそ人間を最も尊ぶ最高の人道主義であり、祖国と民族を最も熱烈に愛する最高の愛国主義であります。」

    人道主義とは人間の尊厳と価値、自由にたいする尊重、人間にたいする愛情と配慮、人間の福祉などを主張する思想である。人類史上には、人道主義思想を標榜する思想が少なくなかった。しかしそれらは人間の尊厳と価値を正しく解明せず、またその実現のための方途を提示しなかったため、真の人道主義思想になることができなかった。

    チュチェ思想は史上初めて人間の尊厳と価値をもっとも正しく解明し、その実現の革命的方途を提示したことにより、人間を最も尊び愛する真の人道主義思想、最高の人道主義思想になることが出来た。

    チュチェ思想はまず、人間は自主性、創造性、意識性をもつ社会的存在であることを解明し、それにもづいて人間があらゆるものの主人でありすべてを決定するということを解明した。これは社会的存在としての人間の本性と世界における人間の地位と役割にたいする最も科学的で独創的な解明になる。

    チュチェ思想は、史上初めて社会的人間の本性と世界における人間の地位と役割を科学的に解明したことにより、人間が世界でもっとも貴重で有力な存在であることを論証し、人間の尊厳と価値が最上の境地に達するようにした。まさにここにチュチェ思想が最高の人道主義思想になる理由のひとつがある。

    チュチェ思想は次に、世界のすべてのものは人間に有益で、人間に奉仕してのみ価値をもつため、すべてのことを人間を中心にして考え、人間に奉仕しなければならないということを明らかにした。これは人間の尊厳と価値をもっとも尊重し、それを徹底的に実現しうる根本的原則にたいする科学的で独創的な解明になる。

    チュチェ思想はすべてのことを人間を中心にして考え、人間に奉仕するようにするという認識と実践活動の根本的原則を解明したことにより、人間を尊び愛する人道主義理念を徹底的に具現するもっとも科学的な方法論的指針を与えた。ここにチュチェ思想が最高の人道主義思想になる理由のまたひとつがある。