自主性は偉大なチュチェ思想の基本範疇であり、社会的存在である人間の本質的属性を表現する概念である。
自主性は社会的産物である。自主性は社会的・歴史的に形成され発展してきた属性である。
人間は自主性をもっていることにより、自由を要求し、自由のための闘争をくり広げるようになる。
自由は自主的な要求が実現された状態である。
自主性は自由のための闘争の源泉をなす人間の属性である。自主性は自由と自由でないものを分かつ基準ともなる。
自主的な要求に即して行なう行動は自由であるが、それに違反するすべての行動は自由ではない。
自由は政治、経済、文化など、社会生活のすべての領域を包括するが、ここで基本は政治生活における自由、社会的・政治的自由である。社会政治生活における自由は社会的・政治的権利によって保証される。人間は社会的・政治的権利をもってそれを思う存分行使できるようになってこそ、社会生活で真の自由を享受すると言える。真の自由は社会主義社会でのみ十分に保証される。