人間の積極的な活動で認識の契機は与えられた対象が何であり、それがどのように運動し発展するかということを把握し、それにたいする利害関係を自覚し、自己の要求に即してそれをどのように改造していくかを構想して設計し、作戦する過程である。
人間の積極的な活動で実践の契機は認識に基づいて自己の力を直接対象に加え、それを自分に奉仕するように改変させ、新たな物質的・文化的財宝を創造していく過程である。
認識と実践は互いに密接に結びついている。
人々の実践は一般的に認識を前提にし、正しい認識に基づくときにのみ科学的な方向と方途をもって成功裏におこなわれることができる。
一方、認識は実践と結びつき、実践の中でおこなわれてこそ、客観世界を正しく把握できる。
実践は認識の出発点であり、真理の基準である。