「自主性を生命とする人間が自主性の侵害に反対してたたかうのは当然のことです」
人民大衆の自主性にたいする侵害と束縛は革命が起こる重要な原因である。
人民大衆は自主性を生命とする社会的存在であるので、それが侵害され束縛されるのを許さない。
人民大衆は自主性が侵害され束縛されれば、自己の運命の主人となれないし、自主的な生活を享受できない。
それで人民大衆は自主性の侵害や束縛に反対して革命闘争に奮い立つようになる。
搾取社会で人民大衆は搾取階級の搾取と抑圧によって自主性を無残に蹂躙されるようになる。
搾取と抑圧のあるところには反抗があり、反抗のあるところでは革命が起こるはずである。
結局、搾取社会では搾取階級の搾取と抑圧によって人民大衆の自主性が侵害されることにより、革命が起こるようになる。
社会主義社会で革命が起こるようになるのは、搾取社会が残した古い遺物によって人民大衆の自主性が束縛されるところにある。
社会主義社会で人民大衆は搾取社会が残した古い遺物によって自主性を束縛されるようになる。
社会主義社会に残っている古い社会の遺物である思想、技術、文化の後進性は人民大衆の自主性の実現を妨げる。
それゆえ、人民大衆は搾取社会の遺物である思想、技術、文化的後進性をなくすために革命闘争を行うようになる。
自主性にたいする侵害と束縛がある限り、自主性を擁護し実現するための人民大衆の革命闘争が起こるようになるのは必然的である。
しかし、人民大衆の自主性が侵害され束縛されるからといって、革命がいつでもおのずと起こるのではない。