こんにち、革命的な党と人民に提起されているもっとも重要な課題は、社会主義偉業を固守し発展させていくことである。いま社会主義の偉業は試練に直面しているが、社会主義は依然として革命的な党の闘争目標となっており、進歩的な世界人民が志向するものである。これは、今年四月、平壌で採択された、社会主義偉業を擁護し前進させるという宣言に世界の多くの革命的な党が署名した事実が明白に示している。
社会主義偉業をいかに前進させるかは、それを導く党をいかに建設し、その指導的役割をいかに高めるかにかかっている。社会主義をめざす闘争の歴史は、労働者階級の党の建設と活動の歴史だと言える。社会主義のために労働者階級と勤労人民大衆が血を流してたたかってきたすべての路程は、勝利のカギも党の建設と活動にあり、失敗の原因も党の建設と活動にあることを示している。
革命的な党が平壌宣言を共通の闘争綱領とし、社会主義をめざす新たなたたかいに立ち上がっているとき、党建設の歴史的経験と教訓を正しく総括することは、きわめて重要な意義をもつ。これは、わが国の幹部と党員に、労働者階級の革命的な党を破壊しようとするあらゆる階級敵の策動に警戒心を高め、党を絶えず強化し、その指導的役割をさらに高め、社会主義偉業を引き続き力強く推進させるうえでも切実な問題である。
多くの国での社会主義の挫折は、重大な教訓を残している。ここでわれわれは、数十年間、困難なたたかいを展開し、社会主義偉業を導いてきた党が一朝にして崩壊した原因を明確に知ることが何よりも大切である。それは、党の指導がとりもなおさず社会主義偉業の生命線であるからである。
社会主義は人民大衆の自主的要求を反映した先進的な社会であり、人類が社会主義に進むのは歴史発展の流れである。社会主義に進む人類史の流れは労働者階級の党によって導かれ、社会主義社会の前進は労働者階級の党を絶えず強化、発展させていくことを求める。近年、一部の国で社会主義政権党が崩壊し、社会主義が資本主義に逆戻りしたのは、人類史の全般的な流れからすれば、正常な軌道からはずれた一時的な現象だと言える。
社会主義を建設していた党の崩壊は、党の建設と活動の環境と条件からしても、不正常な現象である。党の建設と活動の環境と条件からすれば、社会主義社会は資本主義社会に比べてはるかに有利である。社会主義社会では、労働者階級の党の建設と活動を制約する社会経済的および階級的条件が取り除かれ、党の社会的・階級的基盤はいっそう広くなり、党がその人民的施策によって人民大衆に支持され信頼される可能性が大きくなる。にもかかわらず、社会主義政権党が崩壊したのは、党の建設と活動を正しく行わなかったためである。
労働者階級の党の建設と活動においてもっとも重要なのは、党の組織的・思想的基礎を強固にすることである。
労働者階級の党は労働者階級の思想に基づいて組織された政治組織であり、その組織的・思想的基礎をいかに築くかは、その存亡を決する根本的要因である。労働者階級の党は、その創立を準備する時期から党建設の全過程において、組織的・思想的基礎を強固に築かなければならない。党の組織的・思想的基礎を強固に築くことは、党の指導の継承問題が提起された場合、いっそう重要な問題となる。それは、この時期に内外の階級敵と権力欲にとりつかれた陰謀家、野心家の策動がより露骨になるからである。
党の組織的・思想的基礎が堅固であれば、社会主義政権党を破壊しようとする帝国主義者と階級敵のいかなる策動をも十分破綻させることができる。党内に現れる背信行為は、外部からの破壊策動にもまして党の存亡を左右する大きな危険となるが、背信行為を防げるかどうかは、党の組織的・思想的基礎の堅固さにかかっている。党内で革命的原則が固守され、党が組織的、思想的に打ち固められれば、党の指導部が革命の裏切者の手に渡ることはないはずであり、仮に渡ったとしても、彼らは反革命的路線を党組織と党員にたやすく押し付けることはできないであろう。しかしながら、少なからぬ党は、ブルジョア自由化風潮の浸透によって党の組織的・思想的基礎が弱まり、そのすきに乗じて革命の裏切者が反革命的路線を公然と押し付けるようになった。とくに、党の組織的・思想的基礎において根幹をなす幹部陣容をしっかりと固められず、彼らのあいだに思想的変質が生じて、少なからぬ幹部が革命と反革命を判別できなくなり、裏切者の反革命的正体を知ってからも思想的に共感して盲従するか、保身を図って追従した。もちろん、堅実な共産主義者は党員としての良心を捨てず、党と社会主義を守るためにたたかった。しかし、彼らのたたかいは、長い期間にわたる党の変質によって生じた反革命的逆流にうちかつことはできなかった。
労働者階級の党の建設と活動で提起される重要な問題はまた、党の大衆的基盤を強固にすることである。
労働者階級の党は人民大衆の利益の代表者であり、大衆のなかに根を下ろすことは、その存在の必須の条件である。大衆の支持なくしては、労働者階級の党はその存在を維持することはできない。
社会主義政権党が大衆的基盤を強固にするためには、社会主義建設をりっぱに進めて社会主義制度の優越性を高く発揮させると同時に、党が大衆との活動を正しく行って、彼らに社会主義思想を体得させなければならない。もともと労働者階級の党は人民大衆の利益を擁護してたたかう人民大衆自身の党であるため、勤労人民大衆が労働者階級の党に反対するのは、つまるところ自分自身に反対することになる。しかし、社会主義政権党が社会主義建設を正しく指導できないために社会主義制度の優越性を正しく発揮させることができず、党内において官僚主義などの古い活動方法と作風、贈収賄などの不正腐敗行為を克服することができなければ、党は大衆から浮き上がることになる。官僚主義について言うならば、それは社会主義建設の初期にも現れた。幹部の頭に古い思想が残り、社会主義社会の管理経験がない状況のもとで、古い活動方法と作風が現れるのはある程度避けがたいことであった。しかし、当時は、搾取と抑圧から解放してくれた労働者階級の党と社会主義政権に対する労働者、農民の支持が厚かったため、幹部の古い活動方法と作風が革命の獲得物を危うくするほどの悪影響は及ぼさなかった。だが、歳月の流れとともに人々の階級的自覚が鈍り、生活上の要求が高まった反面、革命的鍛練に欠けた新しい世代が幹部陣容に加わるにつれ、官僚主義はいっそうはなはだしくなり、社会主義建設の初期にはわずかに過ぎなかった不正腐敗行為すら少なからず現れるようになった。これは、労働者階級の党と社会主義社会の本性に根ざすものではなく、古い思想の残滓とブルジョア思想によって生じるものであるため、党が組織・思想活動を強め、闘争を展開すれば十分克服できる問題である。しかし、少なからぬ党が、党の組織・思想活動に相応の関心を払わなかったため、官僚主義や不正腐敗行為のような不健全な要素は克服することができなかった。一方、人民大衆に社会主義思想を植え付ける教育活動をおろそかにし、帝国主義の思想的・文化的浸透に扉を開いたため、少なからぬ大衆は政治的自覚が鈍り、帝国主義者と反動勢力の反社会主義策動に乗せられるようになった。社会主義の裏切者と反動勢力は「民主主義」と「公開性」の看板のもとに、社会主義政権党内に現れた欠陥を、世論を誤った方向に導くことに利用したが、人民大衆が社会主義思想を体得していたなら、少なからぬ人が反革命分子の策動に踊らされて党と政府に反対するまでには至らなかったであろう。
社会主義の挫折を招いた社会主義政権党の変質の過程は、労働者階級の党建設の革命的原則を放棄しはじめたときから始まった。労働者階級の党建設の革命的原則は、早くからマルクス・レーニン主義によって提示された。マルクス主義の創始者は、労働者階級の革命闘争を勝利に導くためにはその前衛部隊が必要であるということから、労働者階級の政治組織として共産主義者同盟を組織して第一インターナショナルを創立し、党の指導のもとに国際共産主義運動の発展のために積極的に活動した。その過程で、マルクス主義の創始者によって一連の党建設原則が示された。レーニンはマルクス主義の党建設の原則を固守しながら、資本主義が帝国主義の段階に移行し、プロレタリア革命の機が熟した新たな歴史的環境に即して党建設理論を発展させ、労働者階級とともに貧農を革命の原動力として位置づけ、新しい階級的土台を踏まえて革命的な党を建設した。レーニン党の指導のもとにロシアで一〇月社会主義革命が勝利した結果、マルクス・レーニン主義の党建設の原則は、共産党、労働者党の普遍的な党建設の原則として公認されるようになった。
人民大衆が自己の運命を自主的に、創造的に切り開いていく自主の新しい時代は、党建設理論も新しく発展させることを求めた。マルクス・レーニン主義の党建設理論は、主として労働者階級の党が政権掌握をめざしてたたかっていた時期の理論であり、そこには政権を掌握した労働者階級の党が党の建設と活動をどう進めるべきかという問題は具体的に示されていなかった。党が政権を握り社会主義制度を樹立したのち、社会の指導的政治組織としての党の建設と活動において、新たに解決を要する数多くの理論、実践上の問題が提起された。しかし、少なからぬ党は、マルクス・レーニン主義を指導指針にするということで、それに教条的にとらわれ、社会主義建設の現実的要求に即して党建設理論を発展させることができなかった。そのため、党が政権党としての位置に即して党の隊伍を組織的、思想的に打ち固め、大衆的基盤を強化する問題をはじめ、党の建設と活動で新たに提起される問題を正しく解決することができなかった。マルクス・レーニン主義の党建設理論の制約性が露呈するようになると、それを奇貨にして現代修正主義者は労働者階級の党を変質の道へと引き込んだ。現代修正主義者は、変化した環境と条件にふさわしくマルクス・レーニン主義の党建設理論を発展させるという口実のもとに、その革命的真髄を除去し、党を系統的に弱体化させ、党の指導的機能を麻痺させた。
社会主義社会は、労働者階級の党を絶えず強化し、その指導的役割を高めることを求める。集団主義に基づく社会主義社会は、党の正しい政治的指導がなくては維持されず、社会主義・共産主義建設という前人未到の道を成功裏に切り開いていくことはできない。社会主義社会では、安定した生活が長く続くに伴って、搾取と抑圧を知らず、苦労をしたこともない新しい世代をはじめ少なからぬ人々のあいだで次第に革命性が失われ、安逸をむさぼる傾向が現れるようになる。それゆえ、党を強化し、その指導的役割を高め、党員と人民を革命的に教育する活動をいっそう積極的に行うことが求められる。ところが、少なからぬ社会主義政権党は、社会主義制度が樹立されたあとは経済建設さえすれば万事が解決するかのように考え、党を強化し、党員と人民を革命的に教育する活動をおろそかにした。社会主義制度の樹立後、社会主義政権党には経済建設が重要な課題として提起されるが、経済建設一面を強調するだけで、党を強化し、党員と人民を革命的に教育する活動をおろそかにするなら、経済建設そのものも円滑に進めることはできず、社会主義の獲得物まで失いかねない。
社会主義政権党と社会主義制度が一、二の国にとどまらず、いくつもの国で連続的に崩壊したのは、党の建設と活動において主体性を確立しなかったためである。
主体性の確立は、革命的な党の建設と活動の根本的要求である。労働者階級の革命的な党は、あらゆる支配と従属に反対し、勤労人民大衆の自主性を実現するためにたたかう自主的な政治組織である。したがって、革命的な党は、党の建設と活動で提起されるすべての問題を自らの頭で考え、自らの力で解決していかなければならない。もちろん、国際共産主義運動の一時期、共産主義的中核が準備されていなかった国の場合には、党建設の偉業遂行において国際的中央の指導と援助も必要とされた。
歴史が発展し、革命が前進するに伴い、世界各国に共産主義的中核と革命勢力が成長し、各国の党はそれぞれの国の具体的実情に即して革命を自主的に進めていけるようになった。こうした歴史的条件のもとで、一つの国際的中央が世界各国の党と革命運動を統一的に指導するのは現実にそぐわなくなり、そのためコミンテルンはその存在を終えることになった。
コミンテルンは解散したが、その後も共産党、労働者党間の関係では従前のならわしが持続し、それは社会主義の道を先に開拓した大国の党の路線と政策をそのまま取り入れるところに現れた。他国の優れた経験は取り入れることができるが、その場合にも自国の実情に合わせて創造的に適用すべきである。国によって具体的実情が異なる状況のもとで、他国の経験を教条的に取り入れては、社会主義を正しく建設することはできない。にもかかわらず、少なからぬ党は他国の党の路線と政策をそのまま取り入れることに慣されていたため、他人が社会主義の原則を捨てて修正主義の道に走るときにも、それをそのまま取り入れ、果ては社会主義の背信者が反革命的路線を押しつけるのを受け入れるまでになった。こうして、ソ連と東欧諸国で社会主義政権党が相次いで崩壊し、ほとんど同時に社会主義制度が崩れ去る事態が生じた。仮に、社会主義政権党が自国の革命の責任を担っている主人としての態度で、党の建設と活動で提起されるすべての問題を主体的立場に立って自国人民の要求と自国の実情に合わせて解決していったなら、いくつもの国で社会主義政権党と社会主義制度が相次いで崩壊するような事態は発生しなかったであろう。
苦難に満ちた革命闘争によって政権を握り、数十年間社会主義を建設してきた党が崩壊し、社会主義制度が崩れ去った過程は重大な教訓を残している。
多くの国で社会主義政権党と社会主義制度が崩壊した歴史的教訓は、社会主義偉業を最後まで成し遂げるためには、社会主義思想の純潔を守らなければならないということである。
歴史的経験は、思想が変質すれば労働者階級の党も社会主義制度も変質し、その存在を終えるようになることを示している。党内に裏切者が現れ、党が組織的、思想的に瓦解したのも、民心が変わったのも、思想の変質から始まった。思想が変質すれば、強大な経済力や軍事力も無力な存在になり、数十年の発展過程を経てきた社会主義制度も崩壊するのである。
社会主義をむしばむもっとも危険な思潮は修正主義と教条主義、事大主義である。
社会主義思想と真っ向から対立する思想はブルジョア思想であるが、ブルジョア思想は社会主義思想のけん引力を押し止めることはできない。搾取階級の貪欲な階級的要求を反映したブルジョア思想は、いくら偽善的な言辞で飾ったとしても、その反動的本質を隠すことはできない。勤労人民大衆が、自己の自主性を蹂躙する搾取階級の要求を反映したブルジョア思想でなく、自己の自主的要求を反映した社会主義思想を受け入れるのは、当然なことである。それゆえ、帝国主義者と資本家は、社会主義思想を彼らの気に入るように作り替えた修正主義を思想的道具として利用したのである。修正主義は、昔も今も社会主義偉業の遂行において主たる危険となっている。修正主義は共産主義運動内に現れたブルジョア思想の反映であり、資本主義国においては社会主義への革命的移行の道を阻み、社会主義国では資本主義復活の道を開くとともに、帝国主義者の「平和的移行」戦略の思想的道具として利用されてきた。われわれは、現代修正主義がいかに巧妙に自らを偽装しても、その反動的本質を見抜き、それに断固反対し、排撃しなければならない。
社会主義偉業の遂行においてはまた、教条主義と事大主義が危険な思想的要素となる。教条主義、事大主義は、社会主義思想がその生命力を正しく発揮できないようにさせる。教条主義、事大主義に染まると、自らの信念に基づいて活動するのでなく、他人の言いなりになり、他人が修正主義に走れば自分も修正主義を引き入れ、しまいには発達した資本主義諸国に幻想を抱き、資本主義的方法もむやみに引き入れるようになる。われわれは教条主義、事大主義の些細な現れも許さず、つねにチュチェの信念をもち、すべての問題を朝鮮人民の要求とわが国の実情に即して解決していかなければならない。
多くの国で社会主義政権党と社会主義制度が崩壊した歴史的教訓はまた、社会主義偉業をあくまで達成するためには、指導の継承問題を正しく解決しなければならないということである。
社会主義政権党が崩壊した責任は、決して一般党員大衆にあるとは言えない。どの国においても一般党員大衆は労働者階級の党の偉業に忠実であったし、党が崩壊したことに心を痛めた。問題は、革命的指導の継承性を正しく解決できなかったことにある。
階級敵との熾烈な闘争のなかでその前途を切り開いていく社会主義偉業の運命は、それをいかに指導するかにかかっている。社会主義をめざすたたかいは長い歴史的期間にわたって世界の多くの国で発展してきたが、それはいつも正しく指導されていたわけではない。社会主義偉業に対する指導は、その中心に卓越した指導者を推し立ててこそ揺るぎなく保障される。人民にとって、優れた英知と卓越した指導力、高邁な徳性を身につけ、不滅の業績を積み上げることによって人民大衆の絶対的な信頼を得ている領袖の指導を受けることほど大きな幸せはない。言うまでもないが、これは、領袖として称えられる偉大な指導者を推し立てることのできない人民は社会主義偉業を遂行することができない、ということを意味するのではない。社会主義偉業を導く指導者の品性でもっとも大切なのは、社会主義偉業と人民への忠実性である。指導者は知恵も、指導力も、徳性も、人民大衆のなかで体得するものである。人民は教師であり、人民からかけ離れた卓越した指導者というものはあり得ない。つねに人民大衆のなかに入って人民の意思を汲み取り、人民大衆の力に依拠してすべてのことを解決していくのが正しい指導を保障することであり、こうした人民的な指導品格を身につけた指導者が人民の真の指導者である。人民の意思に背を向け、人民の力を信じないのは背信者の本性である。このような背信者が権力の座を占めるようになれば、そのために人民が被る不幸は計り知れない。人民にとって最大の不幸は指導者に恵まれないことである。
社会主義社会で指導の継承問題を正しく解決するためには、党が強大でなければならない。一般的に共産主義運動の指導者の品格と資質は、熾烈な階級闘争のなかで鍛えられ、洗練される過程で形成されるが、社会主義社会の新しい世代の指導者の品格と資質は、主に党生活と社会主義建設の実践のなかで鍛えられ、洗練される過程で形成される。社会主義社会において、党生活と革命実践を通じて鍛えられ洗練された優れた指導者を推し立てるためには、党が強大でなければならない。歴史的経験は、党を組織的、思想的に強化し、党の原則を守る基礎のうえで指導の継承問題を先を見越して解決していくならば、十分に社会主義偉業と人民に忠実で有能な優れた指導者を推し立て、社会主義偉業を成功裏に遂行できることを示している。
多くの国で社会主義政権党が崩壊し、社会主義制度が崩れ去ったことは、人民大衆の自主偉業の遂行にとって大きな損失である。しかし、失敗から教訓を汲み取り、自主的に、創造的に党建設の革命的道を切り開いていくならば、さらに革命的で戦闘的な党を建設し、党の指導のもとで社会主義偉業を絶えず前進させていくことができるであろう。
多くの国で社会主義政権党が崩壊し、社会主義制度が崩れ去った苦い教訓は、わが党の主体的な党建設路線の正当性をより深く体得し、それを貫徹するためにさらに奮闘することをわれわれに求めている。
わが党は、党の建設と活動におけるすべての問題をつねに主体的立場に立って、われわれの方式で解決してきた。わが党もこれまで党の建設と活動において外国のやり方をまねていたなら、被害を免れなかったであろう。わが党が歩んできた路程にも、ひところ外国のやり方に追従することを要求する外部の圧力と分派事大主義者の策動があった。しかし、わが党は主体的な路線から一歩も退かなかった。党の建設と活動をわれわれの方式で進めてきたがゆえに、こんにちの複雑な情勢のもとでも、わが党は一心団結した戦闘的部隊として革命と建設を力強く導いているのである。
偉大な領袖
チュチェ思想は、わが党の唯一の指導思想である。
党の指導思想は、党の闘争目的とそれを実現するための原則と方法を示す党の基本理念である。党の指導思想によって党の性格が決まり、党の建設と活動の基本方向が定まる。党は思想を共にする人々の政治組織であるため、科学的で革命的な指導思想を打ち出すことは、党建設において第一義的に解決すべき重要な問題である。党は科学的で革命的な指導思想をもってこそ、党員と人民に党の偉業の正当性と勝利の信念を抱かせ、党隊列と革命隊伍の思想、意志の統一と団結を実現し、正しい戦略戦術に基づいて革命と建設を勝利に導くことができる。
労働者階級の革命的な党の指導思想は、革命の主体である人民大衆の自主的要求と利益を反映しているという点で共通性があるが、国ごとに実情が異なるため、それぞれの特性をもたざるを得ない。かつては、すべての国の党が公認された一つの指導思想をもたなければならないということのみが強調され、個々の国の党が自己の指導思想をもって自主的に活動し、指導思想を創造的に発展させるべきであるという問題は軽視された。これは、各国がそれぞれの実情に即して自主的に党を建設し、革命を進めるうえで障害となった。自主的立場と創造的立場に立って正しい指導思想を打ち出し発展させてこそ、それを指導指針として党を自主的に建設し、革命と建設を成功裏に遂行することができる。
党が発展する現実と自己の実情に即した指導思想を打ち出すからといって、党の建設と活動においては一貫して堅持すべき革命的原則を放棄してはならない。社会主義偉業を遂行する過程で党の活動条件と任務は変わるため、それに応じて党の建設と活動における理論的・実践的問題を創造的に解決すべきである。しかし、党の階級的性格と歴史的使命が変わることはあり得ないため、革命的原則は変わることなく堅持されなければならない。環境と条件が変わるからといって革命的原則を放棄するのは、とりもなおさず革命的な党を破壊し、人民大衆の革命偉業を裏切ることになる。
党を勤労人民の大衆的な党にすることは、わが党建設の基本方針である。
かつて、党は一定の階級の利益を代表し、擁護する階級的政治組織、階級闘争の武器と見なされてきた。党は一定の階級の要求と志向を実現するためにたたかう階級の前衛部隊であるが、党を一定の階級だけのための党にしては、革命的な党としての本分を果たすことはできず、広範な人民大衆の支持を受けることもできない。広範な人民大衆が自己の運命の主人として登場したわれわれの時代の歴史的条件は、労働者階級の党を全人民の利益を代表し、働くすべての階級、階層の先進分子を結集する大衆的な党にすることを求めている。各階層の大衆がすべて社会主義的勤労者となり、社会的・階級的構成がますます単一化している社会主義社会においては、労働者階級の党を大衆的な党にすることがいっそう切実な要求として提起される。
党を大衆的な党にするからといって、党の革命的・労働者階級的性格を弱めたり、変えたりしてはならない。党の階級的性格は、それが打ち出す指導思想と闘争目的によって決まり、党の革命性は労働者階級の革命思想と社会主義偉業に対する忠実性に現れる。労働者階級の偉業は全人民の利益と一致し、労働者階級は広範な人民大衆をそのまわりに結集させてこそ、社会主義偉業を成功裏に遂行することができる。したがって党を、全人民の利益を擁護し、労働者階級だけでなく、農民、勤労インテリもその構成要素とする大衆的な党にするのは、革命的な党建設の合法則的な要求である。これまでの経験は、党を勤労人民の大衆的な党にしなければ、革命の試練の時期に党が共産主義者の少数の政治集団に転落することを示している。党を人民大衆の自主的要求と利益をあくまで擁護し、広範な勤労人民大衆のなかに根を下ろした大衆的な党にすれば、党と大衆との血縁的なつながりを確固としたものにし、党のまわりに団結した人民大衆の底知れない力に依拠して社会主義偉業を成功裏に実現することができる。
党内で思想と指導の唯一性を確保するのが、わが党建設の根本原則である。
革命的な党の強固さと生命力は、思想と指導の唯一性によって保障される。思想と指導の唯一性が確保されてこそ、全党の思想、意志の統一を実現し、革命と建設に対する党の指導を正しく行うことができる。
党内における思想と指導の唯一性は、卓越した領袖の指導を受けるときにもっとも円滑に実現される。優れた英知と卓越した指導力、高邁な徳性を身につけた領袖は、人民大衆の自主的要求と利益を正しく反映して路線と政策を提示し、人民大衆の創造的活動を正しく組織、指導する。領袖の思想と指導に従わず、領袖の偉業を継承しない党は革命的な党とは言えない。
党内における思想と指導の唯一性は、中央集権的な規律によって確保される。党の路線と政策をすべての党組織と党員が義務的に実行し、党中央の指示によってすべての党員が等しく動く中央集権的な活動体系と秩序が確立されたとき、思想と指導の唯一性は確保される。
党内における思想と指導の唯一性を実現することは、民主主義と矛盾しないばかりか、真の民主主義を保障する確固たる裏付けとなる。党内における思想と指導の唯一性が確保されず、無原則な民主主義が許されれば、党的に洗練されていない幹部のあいだに現れる官僚主義と専横によって民主主義は抑えられ、党内に潜入した不純分子によって党の統一団結が崩され、分裂が助長される。かつて一部の党に無規律と無秩序が見られるようになり、党内に分派が生じて党が四分五裂し、最終的に自己の存在そのものすら維持できなくなったのは、民主主義だけを強調し、党内における思想と指導の唯一性を保障しなかったことと少なからず関連がある。党内において思想と指導の唯一性と民主主義が正しく結びついたとき、党員同士が真に同志として団結し、上下ともに心が一つになり、党の路線と政策は円滑に貫徹される。わが党は党内における思想と指導の唯一性を確保することを党建設の根本原則とし、全党に唯一思想体系、唯一的指導体系を確立することによって、わが党を領袖の指導のもとで等しく思考し行動する、必勝不敗の戦闘的隊伍に強化、発展させることができた。われわれの党建設の経験は、党内における思想と指導の唯一性を確固と実現したうえで民主主義を保障してこそ、全党が一つの思想、意志で固く団結し、革命と建設を力強く推進できることを示している。
党の統一団結を強化することは、われわれの党建設の中心的課題である。
党の統一団結は党の生命であり、その威力の源である。党の統一団結が崩れれば、党は自己の存在そのものを維持することができない。党の統一団結は、全社会の政治的・思想的統一を成し遂げるための先決条件である。広範な人民大衆が党と領袖のまわりに一つに固く団結してたたかうところに、社会主義社会をすみやかに発展させる基本的推進力があり、その不敗の力の源がある。全社会の政治的・思想的統一は、党の統一団結と切り離して考えることはできない。党は人民大衆を領袖と組織的、思想的に結びつける中核力量である。人民大衆を領袖のまわりに固く結集させ、全社会の政治的・思想的統一を成し遂げるためには、その中核力量である党の隊伍から統一団結していかなければならない。
党のもっとも強固な統一団結とは、領袖を中心とする全党の思想、意志および道徳的、信義的な統一団結である。義務感による結合や実務的な団結は長続きせず、革命の厳しい試練にうちかつことはできない。一つの思想、意志と革命的信義に基づいて領袖のまわりに固く結束した一心団結のみが、いかなる難関や試練にもうちかつ不敗の統一団結となる。
党の統一団結を強化する活動は絶えず深化させなければならない。党の統一団結が成し遂げられたといって自己満足し、その強化に努めなければ、統一団結はやがて弱まり、ついには崩れてしまう。とくに、革命の代が替わり、内外の情勢が複雑なときには、党の統一団結を守るたたかいを正しく展開することが重要である。歴史的経験は、革命の代が替わり、内外情勢が複雑になると野心家、裏切者が現れ、党の統一団結を破壊するために策動することを示している。
党の統一団結を守るたたかいは結局、党の統一団結をむしばむあらゆる異質な思潮とのたたかいである。党の統一団結をむしばむもっとも危険な思潮はセクト主義などの反革命的思潮である。党内で反革命的思潮が許されれば、それをよりどころに反党集団が形成され、党を破壊するようになる。党の統一団結を守るためには、地方主義、家族主義などの不健全な思想的要素も警戒しなければならない。地方主義、家族主義は分派の温床であり、それを黙認するとやがて助長されて分派となり、党の統一団結を破壊するようになる。われわれは、党の統一団結をむしばむ異質な思想的要素が古い思想の影響によっても生じ、外部から浸透することもあり得ることを忘れず、つねに深い注意を払うべきである。
歴史的経験は、社会主義社会では党の統一団結はもはや破壊されることはないと考え、党の統一団結の強化に関心を払わなければ、党内に分派勢力が現れ、それが党外の反革命勢力と結託して党に挑戦する重大な事態をも生じかねないことを示している。党の統一団結の強化を党建設の中心的課題としてしっかりとらえ、絶えず深化させれば、党の統一団結を代を継いで強化していくことができる。
わが党は、ずいぶん前に党の統一団結を確固と実現したが、それに満足することなく、領袖を中心とする全党の一心団結を強化するたたかいを引き続き力強く展開することによって、こんにちのような複雑な情勢のもとでも微動だにしない不敗の統一団結を成し遂げることができた。
思想を基本に党を強固にするのが、われわれの党建設の一貫した方針である。
党は思想の共通性を通して団結した人々の政治組織であるため、党隊列は思想を基本にして強固にしなければならない。党隊列を思想を基本にして強固にすることは、党の思想をどれほど信念化しているかを基本に、社会主義偉業に忠実な人たちで党隊列を固めることを意味する。思想・意識の水準が高く、社会主義偉業に忠実な人たちで党隊列を固めてこそ、党の強固な思想、意志の統一と強い革命性を保ち、革命闘争と建設事業で党員の前衛的役割を高めることができる。それゆえ、党隊列を固めるにあたっては、あくまで本人の思想・意識の水準がどれほど高いか、社会主義偉業にどれほど忠実であるかを基本にして、人々の社会的・階級的立場と土台を参考にする必要がある。敵対的階級が一掃され、社会の全構成員が社会主義的勤労者になった社会だからといって、党隊列を固めるうえで思想を基本とする原則に反してはならない。社会主義社会であっても、政治的、思想的に鍛えられていない人々のあいだには、私利や功名のために入党しようとする傾向が現れかねない。私利や功名をはかる人は党員の資格がなく、そういう人が入党すれば、党の権威と威信は損なわれ、党は弱体化する。
思想を基本に党を強固にするうえできわめて重要なのは、幹部陣容を党と領袖、革命に限りなく忠実な活動家で固めることである。幹部は党の根幹的力量であり、大衆の教育者であり、革命の指揮メンバーでもある。党の強固さは幹部陣容の質的構成に大きくかかっている。幹部は能力もなければならないが、何よりも思想が堅実でなければならない。党と領袖、革命に対する忠実性は幹部の第一の表徴である。幹部陣容を党と領袖、革命に対する忠実性を基本にして固めることは、党の運命にかかわる根本的な問題である。思想を基本に幹部陣容を固めるうえで基本的な障害となるのは、幹部事業において情実、縁故関係など、党の原則に反することである。幹部事業で党の原則に反することになれば、幹部陣容に鍛練の足りない人物が加わったり、不純分子まで紛れ込む恐れが出てくる。
わが党は幹部陣容の純潔を保つために、幹部の任免・承認手続きを厳格にし、党委員会の集団的合議と一致可決の原則に基づいて幹部を選抜、配置するようにした。そうしたことで、革命実践を通じて鍛えられた、忠実で有能な人だけを幹部に登用することができた。わが党の経験は、思想を基本として党隊列と幹部陣容を固めてこそ、党を組織的、思想的に強固にし、それに基づいて党の偉業を代を継いで達成できるということを示している。
思想の一色化を実現することが、わが党の基本的任務である。
社会主義・共産主義の建設過程は、労働者階級の革命思想で全社会を一色化する過程である。わが党は全社会のチュチェ思想化を朝鮮革命の総体的任務とし、思想も技術も文化もチュチェの要求にそって改造し、社会主義・共産主義の思想的要塞と物質的要塞を占領するたたかいを積極的に繰り広げてきた。
思想の一色化で基本となるのは、社会の全構成員を一つの思想で武装させることである。人間は社会の主人であり、人間の価値と品格を規定し、すべての行動を規制するのは思想・意識である。したがって、全社会を一つの思想に基づいて改造するためにはまず、人間の思想から改造しなければならない。
人間は自然と社会を改造する主体であるばかりでなく、自分自身を改造する主体でもある。社会の客観的条件の変化、発展も人間の思想改造に影響を及ぼす。とくに社会制度の変化、発展は、思想・意識の変化、発展に大きな影響を及ぼす。しかし、客観的条件の変化がおのずと人間の思想・意識の変化をもたらすわけではない。思想・意識は人間の要求と利害を反映した意識であり、相対的な強固さを有する。客観的な環境と条件が変わっても、人間が自分の思想・意識を改造する活動を繰り広げなければ、思想・意識は改造されない。社会主義制度が樹立されれば人々がおのずと社会主義思想をもつようになると考え、思想改造をおろそかにするなら、社会主義社会においても古い思想が息を吹き返す恐れがある。人間の思想を改造することは、社会関係を変革し、生産力を発展させることより難しい。古い思想は非常に保守的であり、すきさえあれば息を吹き返す。とくに帝国主義と対峙している状況のもとでは、思想改造は深刻な階級闘争を伴う。それゆえ、思想改造に一段と力を入れ、それをすべての活動よりあくまで優先させなければならない。
社会の全構成員を一つの思想で一色化するためには、優れた思想がなければならない。人間の思想・意識に空白はあり得ない。古い思想を押しのけることのできる優れた思想がなければ、思想改造を成功裏に実現することはできない。
優れた思想があるからといって、古い思想がおのずと退くものではない。もちろん、思想が優れていれば、それだけけん引力も大きい。しかし、帝国主義者と反動勢力が社会主義思想を中傷し、ブルジョア反動思想を粉飾するためあらゆる卑劣な策動を弄している状況のもとで、人々が先進思想を受け入れる過程は決して容易なものではない。反動的ブルジョア思想に反対し、先進的な社会主義思想を体得させるたたかいによってのみ、人民は革命的に教育、改造される。反動的ブルジョア思想の浸透を防ぎ、人々に社会主義思想を体得させる思想活動を強力に展開することは、社会主義を建設する党に提起されるもっとも重要な課題である。革命的な党はあらゆる反動的ブルジョア思想を克服し、人民に先進的な社会主義思想を体得させる思想活動を着実に行ってこそ、社会主義思想の確固たる勝利をもたらし、全社会の思想的一色化を成功裏に実現していくことができる。
全社会を思想的に改造するためには、党員に対する思想教育を先行させなければならない。言いかえれば、党員を先に教育し、彼らに中核となる大衆を教育させ、その中核となる大衆に広範な大衆を教育させなければならない、ということである。党員が中核となる大衆を教育し、中核となる大衆が広範な大衆を教育するのは、一人が一〇人、一〇人が一〇〇人、一〇〇人が一〇〇〇人、一〇〇〇人が一万人を教育して、社会の全構成員を教育、改造する効果的な方法である。もともと党員は政治活動家であり、大衆を教育、改造する政治活動をするのが党員の本分である。党員に対する思想教育を先行させなければ、彼らは政治活動家としての本分を果たすことができないばかりか、思想的に変質しかねない。一部の社会主義政権党内で革命の裏切者が現れたのも、彼らが最初から社会主義に反対する人であったからではない。幹部と党員を革命的に教育し、鍛える活動をおろそかにした結果、一部の人が次第に変質して背信の道に陥ってしまったのである。こうした教訓に照らしてみても、われわれはつねに幹部と党員を革命的に教育し鍛えることに第一義的な関心を払うべきである。
党員の思想鍛練を着実に行うためには、彼らの党生活を強化しなければならない。党生活は思想鍛練の溶鉱炉である。党員が党生活から遊離し、党組織の統制からはずれて生活すれば、自由勝手に行動する傾向が生じ、思想的に変質するようになる。党員は自己の政治的生命の要求から、党生活に自発的に参加すべきである。わが党は、党員が党生活を通じて政治的生命を輝かし、各自の本分をまっとうするよう、整然とした党生活体系を確立した。わが党は、すべての党組織が党員をして正しい党組織観念をもち、党規約上の規範にのっとって党生活に自発的に、誠実に参加するよう、組織と指導を正しく行うことで、党員が党生活を通じて革命的に絶えず鍛えられるようにした。
思想改造は思想教育と思想闘争によって実現される。思想教育は人々に革命思想を体得させる活動であり、それは一定の体系と形式と方法によって実現される。わが党は党内に整然とした思想教育体系を確立し、それを定期的に運用するようにし、思想教育の形式と方法を発展する現実の要求に即して絶えず深化、発展させるようにした。思想闘争は批判の方法で行う思想改造の重要な形式であり、批判は人々が思想的に変質しないようにする補薬である。わが党は、党内に健全な批判の雰囲気をつくり、批判を通じて思想闘争を展開し、思想闘争によって幹部と党員を革命的に鍛えるようにした。
全社会を思想的に改造するためには、党が責任をもって大衆も教育しなければならない。人民に対する最大の愛は、彼らに自主意識を植え付け、思想的に目覚めさせることであり、人民に対する最大の罪悪は、彼らの自主意識を麻痺させ、思想的に堕落させることである。党が責任をもって人民大衆を教育することは、人民に対する党の限りない愛の表現である。
党組織は、すべての幹部と党員が大衆のあいだで政治活動を広く行うようにすると同時に、勤労者団体を動かして大衆教育活動も行うべきである。勤労者団体を動かして大衆との活動をおこなうことが、わが党の大衆指導の原則である。勤労者団体を正しく指導することは、社会主義政権党が社会の指導的政治組織として果たすべき重要な任務である。勤労者団体は自立的に活動すべきであるが、労働者階級の党の指導の外で活動してはならない。社会主義社会において、人民大衆の利益のもっとも徹底した代表者は労働者階級の党であるため、勤労者団体はあくまでも党の路線と方針に基づいて活動すべきである。党の指導を抜きにして勤労者団体の「独自性」を主張するのは、結局、勤労者団体が社会主義に反対する反革命勢力の道具に転落する道を開くことになる。社会主義政権党は、勤労者団体が思想教育団体としての自己の任務と特性に即して、各階層の大衆を教育、改造する活動を自立的に、創意的に、巧みに行うよう、それに対する党の指導を正しく行うべきである。党内における組織・思想生活の規範は、勤労者団体組織の組織・思想生活の手本となる。しかし、勤労人民大衆の先進分子によって組織された党とは異なり、勤労者団体は広範な大衆を結集した大衆団体であり、勤労者団体ごとに特性をもっているため、組織・思想生活はそれに即して行うことが必要である。
大衆教育の基本的方法は解説と説得である。人間の思想を行政的指示や強圧的なやり方で改造することはできない。思想はあくまでも解説と説得によって、自己の信念として受け入れるようにすべきである。幹部はつねに大衆を地道に、根気よく解説し説得しなければならない。模範的事実による感化教育は、人々を教育する効果的な方法である。模範的事実は、人間の自主的要求にかなった進歩的で美しいものであるため、大きな感化力をもつ。模範的事実を称揚するのは、それ自体が否定的傾向に対する批判となり、人々に否定的傾向を克服する方法を教えることになる。わが党の経験は、解説と説得、模範的事実による感化教育を正しく行うなら、教育、改造できない人はいないことを示している。
大衆教育においては、とくに青少年教育に大きな力を注がなければならない。革命の先代は次世代に高い革命精神と創造的能力を引き継がせるべきである。もちろん次世代には物質的な富も譲り渡すべきであるが、いくら豊かな物質的富を譲り渡すとしても、彼らに革命精神がなく、創造的能力が欠けていれば、その富をすべて台無しにしてしまう。資本主義が復活した諸国を見れば、少なからぬ青年が社会主義に反対する先鋒に立った。青年が社会主義に反対するようになったのは、彼らを正しい道に導けなかった党に責任がある。青少年を革命的に教育し、彼らが社会主義制度を断固として守り、代を継いで革命を達成していくようにするのは、社会主義政権党の重要な任務である。青少年を革命的に教育できなければ、血をもって勝ち取った革命の獲得物も奪われるということは、歴史的教訓がよく示している。
こんにち、わが国では、青年が党の指導に忠実に従い、社会主義をいっそう開花させるために献身しており、すべての青少年が革命の継承者として頼もしく育っている。これは、次世代の教育に大きな力を入れてきたわが党の指導がいかに正しかったかを明白に示している。われわれは次世代の教育事業で達成した成果に自己満足することなく、彼らがチュチェ型の革命家になるようさらに準備させていかなければならない。
全社会に対する政治的指導をしっかりと実現することが、わが党の基本的使命である。
社会主義社会において、労働者階級の革命的な党は人民の運命を責任をもって導き、彼らに自主的で創造的な生活を保障すべき使命を担っている。党が自己の使命をまっとうするためには、政治、経済、文化、国防など国のすべての分野で政治的指導をしっかりと実現することが必要である。人民の運命に対する党の責任とその指導的地位は、決して分離させることはできない。革命的な党がその指導的地位と役割を放棄するのは、人民の運命に対する責任を回避する行為である。全社会に対する政治的指導をしっかりと実現できるよう党の指導的地位と役割を高めていくのが、社会主義政権党建設の基本方向である。
革命と建設に対する革命的な党の指導は、政策的な指導、政治的な指導でなければならない。
党は何よりもまず、政策を正しく立てることが重要である。革命的な党の路線と政策は、人民大衆の自主的要求と利益を正しく反映すべきであり、そのためには人民大衆の意思と要求を十分汲み取らなければならない。わが党は人民大衆を教師とし、つねに大衆のなかに入って彼らの声に耳を傾け、人民大衆の要求と利益を反映して政策を立ててきた。そのため、わが党は路線と政策の樹立において左右の偏向を犯すことがなく、わが党の政策は人民大衆の絶対的な支持を受けるようになった。党は政策を正しく立てるだけでなく、党組織が党の政策をりっぱに実行するようにさせなければならない。各級党組織の重要な任務は、党政策の実行を手配し、掌握、指導することである。党組織が党の政策を正しく実行してこそ、それが実生活に具現され、革命と建設は成功裏に推進される。
党はすべての活動で政治活動を優先させ、人民大衆の革命的熱意と創造的積極性を正しく汲み上げなければならない。すべての活動で政治活動を先行させるのは、社会主義社会本来の要求である。政治的方法によってのみ、国家と社会の主人となった勤労人民大衆の革命的熱意と創造的積極性を高く発揮させることができる。社会主義社会の本性に反してカネや強制によって人々を動かす資本主義的方法を適用するなら、人々の革命的熱意と創造的積極性を正しく発揮させることができないだけでなく、社会主義制度そのものを変質させる結果をもたらすことになる。政治活動を優先させ、人民大衆の革命的熱意と創造的積極性を高める方法のみが、社会主義制度を強化し、その優越性を全面的に発揮させていく革命的な方法である。わが党はすべての活動で政治活動を優先させることによって、人民大衆の高い革命的熱意と創造的積極性に依拠して革命と建設を力強く前進させ、人民大衆中心の朝鮮式社会主義の優越性を高く発揮させることができたのである。
革命的大衆路線を具現することは、革命と建設に対する指導においてわが党が堅持している一貫した方針である。
革命的大衆路線は、革命と建設の主体は人民大衆であるという観点に基づいた活動原則である。革命的大衆路線の基本的要求は、革命と建設において人民大衆が主人の地位を占め、主人としての役割を果たすようにさせることである。人民大衆の利益を代表し、人民大衆に奉仕する革命的な党は、当然、革命的大衆路線を活動の根本原則とし、社会主義をめざすたたかいの全過程で革命的大衆路線を貫かなければならない。
党活動において革命的大衆路線を貫くためには、幹部の活動方法と作風を絶えず改善することが必要である。党と大衆のつながりは幹部を通じて実現され、党に対する大衆の支持と信頼は幹部の活動方法と作風に大きくかかっている。社会主義社会でも、修養の足りない幹部のあいだに権勢をふるい、官僚主義的にふるまう傾向が現れかねない。もともと権勢と官僚主義は、人民を抑圧し搾取する旧社会の支配方法である。これまでの経験が示しているように、幹部が権勢をふるい、官僚主義的にふるまうなら、大衆を党から遊離させるようになり、最後には党を破滅へと追い込むことになる。権勢と官僚主義に反対して容赦なくたたかうことは、社会主義政権党が一時もゆるがせにしてはならない重要な活動である。
われわれは、幹部陣容に世代の交替が起こり、革命的鍛練に欠けた幹部の比率が高まっている状況のもとで、古い活動方法と作風を一掃することに引き続き大きな関心を払ってきた。わが党は「人民に奉仕する!」というスローガンを高くかかげ、すべての幹部が人民に忠実に奉仕し、人民大衆との血縁的なつながりを強めるようにした。こうして幹部のあいだに、人民大衆の利益を擁護し、大衆のなかに入り、彼らに依拠して活動し、人民大衆と生死、苦楽を共にし、率先垂範によって大衆を導いていく革命的な活動方法と人民的な活動作風が確立されるようになった。党に対して人民の信頼と支持が高いのは、わが党がその活動において革命的大衆路線を貫き、幹部が革命的な活動方法、人民的な活動作風を確立するよう絶えず努力してきた結果である。
われわれは、実践によってその正当性と生命力が余すところなく実証されたチュチェの党建設理論をさらにりっぱに具現して、わが党を絶えず強化し、その指導のもとでチュチェの革命偉業を最後まで成し遂げていかなければならない。
革命的諸党との国際主義的団結と連帯を強化することは、わが党に課された民族的任務とともに国際主義的任務を成功裏に遂行するための重要な要求である。
革命的な党の基本的任務は、人民大衆の自主性を実現することである。人民大衆の自主偉業は民族的な偉業であると同時に、人類共通の偉業であり、各国において人民大衆の自主性を実現するたたかいは、全世界を自主化するたたかいと緊密に結びついている。自主化された世界は、支配と従属、干渉と圧力のない世界であり、すべての国と民族が自己の運命の主人として自主権を完全に行使する世界である。世界の自主化が進めば進むほど、すべての国と民族の自主的発展に有利な国際的な環境が醸成される。他方、個々の国における人民大衆の自主性をめざす闘争の勝利は世界の自主勢力を強化し、全世界の自主化を促進させる。帝国主義者とあらゆる反動勢力は連合して人民大衆の自主偉業の遂行を妨げており、国際的に連合した反動勢力が人民大衆の自主偉業に挑戦している状況のもとでは、自主性を志向するすべての革命的な党と人民が団結してこれに立ち向かうのが必須の要求である。
自主性をめざす闘争の目的と任務の共通性から、世界の人民は一つの戦線に合流している。「自主性を擁護する世界の人民は団結しよう!」、これがわれわれの時代の諸国人民が掲げるべき共通のスローガンである。
自主性を擁護する諸国人民が団結してたたかうためには、その中核部隊である革命的な党からまず国際主義的団結と連帯を強化しなければならない。
人民大衆の自主偉業の遂行において国際主義的団結と連帯を強化することは、その勝利の重要な要因となる。人民大衆の自主偉業の勝利をめざす闘争はいま試練に直面しているが、世界のすべての革命的な党が相互連帯を強め、同志的に団結してたたかうなら、自主性に反対する帝国主義者と反動勢力の反革命的攻勢を阻止、破綻させ、勝利の道を切り開いていくことができる。
革命的な党の国際主義的団結と連帯は、社会主義の理念に基づいてなされるべきである。社会主義の理念を抜きにした革命的な党などあり得ず、社会主義の理念に基づかない諸党間の団結、連帯は真の革命的団結、連帯とは言えない。国際主義的な団結と連帯を強化する目的は、それ自体にあるのでなく、互いに力を合わせて社会主義共同偉業を成功裏に遂行することにある。社会主義の理念に基づいて強く団結するのは、革命的な党の当然の義務である。
社会主義偉業を擁護し前進させる確固たる意志を反映した平壌宣言が発表されたことは、革命的諸党間の国際主義的団結と連帯を強化し、社会主義偉業を前進させるうえで画期的な意義をもつ。
平壌宣言は、社会主義は人類の理想であり、人類の未来を代表する社会、真の人民の社会であることを言明した。社会主義思想は労働者階級の階級的理念であるが、一階級の利益のみを代表する思想ではなく、人間の社会的本性を反映した人類の普遍的な思想であり、階級解放の思想であるばかりでなく、すべての民族と全人類の自主的志向を反映した民族解放、人類解放の思想である。人民大衆があらゆるものの主人となり、すべてが人民大衆に奉仕する社会主義の道に進んでこそ、すべての人民が人間の自主的本性にかなった自由で平等な尊厳ある生活を営み、すべての国と民族があらゆる形の支配と従属から脱して自主的な発展を遂げ、人類の生存と発展を裏付ける世界の恒久平和と安全を保障することができる。
平壌宣言は、社会主義偉業の真理性と正当性、その最終的勝利の必然性を確認することによって、自主性を志向する世界の革命的な人民には勝利の信念と革命的闘志を抱かせ、社会主義の「終焉」について喧伝し、反社会主義ヒステリーを引き起こしている帝国主義者と反動勢力には大きな打撃を与えている。
平壌宣言に署名した党が百数十にのぼり、世界の革命的人民がこれに熱烈な共感を示している事実は、この宣言が言明した社会主義思想が進歩的世界人民の志向と念願を反映した思想であることをはっきりと物語っている。平壌宣言を共通の闘争綱領としてたたかうなら、革命的な党は共通の思想的理念に基づいた国際主義的団結と連帯をさらに強固なものにし、社会主義偉業を力強く前進させることができるであろう。
革命的な党の国際主義的団結と連帯は自主性に基づいてなされるべきである。国ごとに革命の具体的環境と条件が異なり、各国の党が自主的に活動している状況のもとでは、国際的な指導の中心を設ける必要はない。革命的な党は、地位の高い党と低い党、指示する党と指示される党の関係ではなく、自主性と平等に基づいた同志的関係を結んでこそ、真に強固な国際主義的な団結を成し遂げることができる。革命的諸党間の関係においては、自主性と国際主義に反して他の党の問題に干渉し、自己の意思を押しつけるようなことは許されない。
現在、革命的な党の差し迫った共通の課題は、帝国主義者と反動勢力の反革命的攻勢から社会主義を擁護することである。
今、帝国主義者と反動勢力は反社会主義策動を悪辣に繰り広げているが、それは破綻を免れない。世界の革命的な党と人民は一時的な混乱を克服し、新たな闘争に立ち上がっている。人民大衆の自主性を弾圧する勢力がある限り、人民大衆がそれに抗してたたかうのは必然であり、そのたたかいによって社会主義偉業が勝利するのは歴史発展の法則である。帝国主義者は虚勢をはって跳梁しているが、帝国主義は深刻な危機にさらされている。大独占が強化されるにつれ、現代帝国主義の反動性、反人民性はますます顕在化しており、腐りはてた資本主義社会に対する勤労人民大衆の不満は日ごとに募っている。世界の進歩的人民のあいだでは、自主、平和、親善の理念のもとに自主化された新しい世界を建設しようとする志向が日増しに高まっている。社会主義は試練に直面しているが、勝利の信念をもって、帝国主義者と反動勢力の反革命的攻勢に革命的攻勢で対抗するなら、十分、逆境を順境に、禍を福に変えることができる。
こんにち、帝国主義者と反動勢力が革命的原則を堅持している社会主義諸国に攻撃のほこ先を向けている状況のもとで、すべての革命的な党と人民が団結し、社会主義諸国に対する国際主義的支持と連帯を強化することは非常に重要である。社会主義諸国を孤立させ、封鎖し、侵略しようとする帝国主義者と反動勢力のあらゆる犯罪的策動を粉砕することは、社会主義を擁護する闘争において革命的な党と人民に課されている差し迫った共通の課題である。
帝国主義者と反動勢力は、社会主義が挫折した国々での社会主義の再生を阻止しようとあらゆる策動を弄している。これは、それらの国の人民に永久に支配と従属のくびきをかけようとする策動である。帝国主義者と反動勢力の犯罪的な策動によって、資本主義が復活した国々は破局的な危機に見舞われている。これらの国の危機は社会主義の危機ではなく、復活した資本主義の危機であり、それはブルジョア復活主義の破産を意味する。資本主義が復活した国々において日増しに深刻化している政治的・経済的・思想的・道徳的混乱と危機からの活路は、社会主義を再生させる道以外にない。
帝国主義者は、かつて民族的抑圧と搾取を受け、新しい社会の建設に踏み出した国の人民が社会主義の道へ進むのを阻むため悪辣に策動している。これは、新しい社会の建設に踏み出した国の人民が自主の道に進むのを妨げるための策動である。新しい社会の建設に踏み出した国の人民の自主的権利を踏みにじり、彼らに対する新植民地主義的搾取と略奪を強化しようとする帝国主義者の策動に反対してたたかうのは、社会主義をめざす共同闘争の重要な一環である。
発達した資本主義諸国においても、大独占の強化によって「富益富、貧益貧」(富める者はますます富み、貧しき者はますます貧しくなる)の両極分化と対立が深化し、あらゆる社会悪がはびこるにつれて、被抑圧勤労人民大衆は生存の権利と民主主義、自主性を求める声を高め、闘争に積極的に立ち上がっている。
革命的な党と人民が、それぞれ異なった環境と条件のもとで、社会主義をめざして不屈のたたかいを繰り広げている党と人民を積極的に支持、声援するとき、社会主義共同偉業の勝利への前進はさらに加速されるであろう。
社会主義偉業の遂行をめざす闘争において民主的な政党・団体との統一戦線を実現することは、革命的な党にとって重要な課題である。搾取と抑圧に反対し、人民大衆の自主性を実現するための社会主義偉業の遂行において、革命的な党と民主的な政党・団体の要求と利害は基本的に一致する。革命的な党が搾取と抑圧に反対し、人民大衆の自主性を実現する共同闘争において、すべての民主的な政党・団体との団結を強化し、相互尊重を原則に積極的に協力していくならば、社会主義の偉業は力強く推し進められるであろう。
人民大衆の自主性を実現するためには、反帝闘争を強力に展開しなければならない。社会主義を擁護し、全世界の自主化を実現するうえで主たる闘争対象は、アメリカをはじめとする帝国主義反動勢力である。現代帝国主義は国際舞台で力の均衡が崩れたのを奇貨にして、力による世界制覇を実現しようといっそう悪辣に策動している。反帝闘争を抜きにしては、支配と従属、侵略と戦争に反対する世界の進歩的人民の自主的志向と要求は実現されない。帝国主義の支配と従属、侵略と戦争に反対してたたかうのは、人民大衆の自主偉業本来の要求であり、帝国主義の支配主義的政策と妥協するのは、人民大衆の自主偉業を裏切ることになる。帝国主義に反対する原則的立場を堅持するのは、革命的な党の当然の義務である。すべての革命的な党と進歩的勢力が帝国主義に反対することを共通の任務と見なして断固立ち向かってたたかうならば、帝国主義者の侵略と戦争策動を十分阻止、破綻させることができる。
全世界の自主化をめざすたたかいにおいて、主体をなすのはすべての反帝・自主勢力である。帝国主義者の支配と従属、干渉と圧力に終止符を打ち、自主性に基づく公正な国際秩序を確立し、侵略と戦争をなくして世界の平和と安全を保障するためには、すべての反帝・自主勢力が団結しなければならない。帝国主義者は反帝・自主勢力の分裂、離間をはかってあらゆる狡猾な策動を弄している。反帝・自主勢力が帝国主義者の分裂・離間策動を破綻させ、勝利を得る道は、団結の戦略で対抗することにある。すべての反帝・自主勢力は自主、平和、親善という共通の念願から、社会制度と政見、思想と信教、民族と人種の違いを越えて団結することができる。
社会主義諸国と国際共産主義運動および労働運動、民族解放運動、非同盟運動、世界平和運動など、すべての反帝・自主勢力が団結してたたかうなら、帝国主義の支配と干渉に終止符を打ち、自主的な新しい世界を建設することができるであろう。
人民大衆の自主偉業、社会主義偉業は人類の理想を実現する聖なる偉業であり、人民大衆の自主偉業、社会主義偉業の勝利をめざし団結してたたかうのは、革命的な党が歴史と人民に対して担っている栄誉ある任務である。複雑多難な現情勢は、革命的な党がいつにもまして必勝の信念と不屈の革命精神をもって強く団結し、断固としてたたかうことを求めている。
わが党は今後とも人民大衆の自主偉業、社会主義偉業の勝利をめざして、世界のすべての革命的な党と強く団結して積極的に協力し、朝鮮革命と世界革命に対して担っている聖なる使命と責任を果たすであろう。