今日、朝鮮では種子革命を力強く推し進めて農業生産を拡大する活動が大いに推進されている。
種子革命は国と民族の富強・発展と人民生活に直接にかかわる重大な事業である。
農業において基本は種子である。種子があってこそ、農業生産もあり、良質の種子によって収穫の成長もなされる。農業生産のすべての工程と手段はみな種を咲かせ、実らせることにたずさわる。現実は、種子を大事にすれば農業で大きな変革をもたらすことができるが、種子を軽視すれば農業が立ち遅れ、国と民族の富強を達成することができないし、社会主義の優越性も高く発揮させることができないことを示している。
朝鮮では、種子革命の遂行においてまず、育種に力を入れている。
農業部門では育種において主体を確立し、朝鮮の気候風土にふさわしい良質の各種の種子を生産している。
農業において基本は穀物生産である。朝鮮では穀物育種に力を入れ、肥料を少なく求め、収穫高が高い種子、生育期日が短く、旱魃と雨風、冷害と病虫害など、災害によく耐える種子を育種することに力を入れている。同時に、他国から多収穫品種をもち込み、導入する活動にも関心を向けている。
多収穫品種の野菜種子、工芸作物種子、飼料作物種子の育種も力強く繰り広げている。
朝鮮では農業だけでなく、畜産と果樹、養魚など、すべての部門で種子革命を力強く繰り広げている。
家畜育種を強化し、良質の家畜品種の大量育種が力強く繰り広げられている。
飼料単位が少なくて肥育率と繁殖率が高く、病気にかからない品種の家畜を育種することに力を入れている。特に、穀物飼料単位が少なく、短期間に肥育する家畜の種子を育種することを目標として打ち出している。
育種において主体を確立し、細胞工学と遺伝子工学など、近代科学技術の成果を大いに活用し、良種の家畜を育種している。
自力によって良質の家畜を育種するとともに、他国との科学技術交流を活発に行い、良種の家畜を持ち込み、実験段階を経て育成することも力強く繰り広げている。
果樹、養魚、蚕業など各農業部門でもわが国の気候条件にふさわしい多収穫種子の育種が力強く繰り広げている。
朝鮮では種子革命遂行において次に、採種体系を確立し、採種活動を改善し、強化することに大きな力を入れている。
採種活動は種子革命の重要な構成部分である。新しい多収穫品種を育種しても採種活動を追いつかせなければ、それが生産に導入されないし、効果がない。
農業部門では採種活動を科学技術的に立派に行い、地方別、協同農場別の需要に従って良種を十分に生産し供給する体系を確立しており、科学営農時代の要求に即して近代的な種子加工工場を建設し、精選、選別、被服処理まで総合的に行い、協同農場に供給する体系を確立している。
畜産部門でも原種場と種畜場を立派に整え、家畜種子生産供給体系を徹底して確立している。
国家的に力を入れ、原種場と種畜場を近代的に整え、その単位に必要な飼料を最優先供給し、最新科学技術に基づき、原種と種畜生産方法を改善し、生産された原種と種畜供給を立派に行っている。同時に、原種保存体系を確立し、良種の家畜が退化したり、なくされることがないようにし、わが国の在来種の豚や鶏など、肉の味がうまく、独特の在来種家畜を大いに保護・増殖させ、わが国の有名な朝鮮牛と豊山犬の原種を保存し、広く増やしている。
わが国で力強く繰り広げられている種子革命は、農業生産を画期的に拡大し、人民の食問題を解決することに大いに寄与するであろう。
