朝鮮労働党は、革命と建設を指導する全期間、自立的民族経済建設路線を終始一貫掌握し、徹底して貫いてきた。
朝鮮が建設した自立的民族経済は、朝鮮人民の要求と志向を反映し、朝鮮の現実的条件に即した不敗の生命力を持つ優れた経済である。
朝鮮の自立的民族経済の生命力はまず、それが国内需要を対象とすることにより、安定された発展を成し遂げることができることにある。
一般的に該当の国の経済の生命力は、経済が誰の需要を基本対象とするか、つまり国内の需要を基本対象とするか、他国の需要を対象とするかによって大きく左右される。
朝鮮の自立的民族経済は、朝鮮人民の物質的需要を満たせることを基本としている。
従って、朝鮮の経済は、国内の需要を自力によって保障することができる多方面的で総合的な部門構図を整えており、原料採取から完成品生産に至る生産循環を基本的に国内的範囲で完結している。
朝鮮では、国内の需要に合うように生産と販売、供給と消費間の連係を計画的に組み合わせ、実現している。
従って、朝鮮の自立的民族経済は、いかなる世界的な経済波動と危機にも拘りなく、強固な土台の上で安定された発展を成し遂げるようにする。これに反して、他国の需要を対象とする経済、輸出主導型の経済では他国の需要保障のための奇形的な経済構図をもつようになり、常時対外市場の変動によって再生産活動が大きく影響を受けるようになる。
これは、経済発展の不安定性と経済的危機の要因となる。
朝鮮の自立的民族経済の生命力は次に、自国の資源と資金、技術に依拠して発展することにある。
国と民族が強固で、生命力のある経済を建設するためには、自国の資源と資金、技術に依拠すべきである。
朝鮮労働党は、自立的民族経済建設路線を打ち出し、最初から自国の原料と燃料に依拠する経済を発展してきた。
そして、生産と建設から求められる資金と技術も他国に依存するのではなく、あくまでも自力によって保障する原則を堅持してきた。
朝鮮の自立的民族経済が、過去はもちろん、社会主義市場が崩壊され、帝国主義者の経済封鎖がいつにも増して強まっている今日の条件でも動揺せず、自国の威力を余すところなく轟かしていることは、自国の資源と資金、技術に依拠しているためである。
朝鮮の自立的民族経済の生命力は，また朝鮮式の経済管理システムと方法に依拠して発展することにある。
社会主義経済は、一定の経済管理システムと方法によって管理運営され、それは社会主義経済制度の生命力を発揚させるうえで重要な意義を持つ。
経済管理システムと方法が社会主義制度の本性に即して正しく確立され、発展する現実の要求に即して改善、完成されるときには、社会主義経済制度の生命力が高く発揚され、絶えず強固になるが、そうでないときには社会主義経済制度が次第に瓦解され、資本主義的なものに変質される結果を招く。
朝鮮では、経済管理システムと方法を朝鮮の現実と人民大衆の志向と要求に即して創造し、絶えず改善、発展させてきた。
偉大な大元帥たちの賢明な指導の元に朝鮮では、新しい社会主義的経済管理形態である大安の活動体系を創造し、それを人民経済のすべての部門に一般化した朝鮮式の工業管理システムと農業管理システムを確立した。
そして、集団主義に基づき、それを実現することに奉仕する経済管理方法、政治的方法と経済技術的方法、行政的・組織的方法を構成内容とする朝鮮式の経済管理方法を創造し、変わる現実的要求に即してそれを絶えず改善、発展させてきた。
朝鮮に築かれた強固な自立的民族経済の土台は、今日社会主義強盛国家建設において生命力を余すところなく発揮している。
