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    朝鮮の南浦市江西区域三廟里にある三つの高句麗の古墳である。

    これらの古墳の壁画の主題は四神図である。

    四神図とは、四方を守る防衛神を形象したもので、東の防衛神は青竜、西の防衛神は百虎、南の防衛神は朱雀、北の防衛神は玄武で表現された。青竜は与えられた画面に対角線に配置しながら頭をもたげて目をいからして四つの足を広げて今にでも走ってくるような姿勢で、百虎は前方を睨んでいるいからした目、大きく開けた口、鋭い足の爪、弾力のあるすんなりとした体など、洗練された腕前で迫力感をもって形象した。玄武は立派な構図と洗練された筆致で亀と蛇が生きてうごめいている感じで、朱雀は如意宝珠をくわえて翼をいっぱい広げている鳳凰の姿を理想的かつ、美しい色とりどりの彩色と線で巧みに形象した。

    この外にもさまざまな装飾絵画と神仙、獣もリアルに描いてある。

    江西三古墳は高句麗の建築術の高い境地を示すだけでなく、強力で美しく、高尚な筆致で描かれた壁画は、朝鮮画の悠久な伝統を明白に示している。