歴史の黎明期から人々は自分たちの生と闘争の道を明示する正しい思想を模索するために肝胆を砕いてきた。多くの思想家が出現したが、誰も世界で人間が占める地位と役割に関する問題、人間の価値と尊厳に関する問題を正しく解明できなかったし、人々に張り合いのある生と闘争の道を明示することもできなかった。
人民大衆は自然と社会を改造し、あらゆる物質的富を創造してきながらも、自分自身がほかならぬあらゆるものの主人であり、すべてを決定するという明白な真理を知らずにいた。こうして自らの運命を開拓するために人民大衆が歩むべき道は長い間、闇の中にあった。
人民大衆が世界で占めるべき地位と役割を明らかにし、彼らが進むべき道をさし示すこの歴史的課題は、
実に、チュチェ思想の創始は人類思想史において新しい起源を開いた偉大な出来事であった。
チュチェ思想によって人民大衆は自然と社会のすべてを決定する主人としての自分の力を自覚するようになり、どのように自己の運命を開拓していくべきかを知るようになった。
全人類が敬慕してやまない思想・理論の天才である偉大な
(コンゴ・メーデー名称技術専門学校教員ガブリエル・ソディサが1981年に執筆した記事)