「革命は本質において人民大衆の自主性を擁護し実現するための組織的な闘争であります」
革命が人民大衆の組織的な闘争であるというのは、それが一定の組織の指導の下に意識化され組織化された人民大衆の団結した力によって遂行される闘争であるということである。
革命は自然発生的に、散発的に行われるのではなく、意識化され組織化された人民大衆の団結した力によって遂行される。
人民大衆の自主性を蹂躙し束縛する古くて反動的なものはそれに利害関係をもつ古い勢力、反動勢力によって維持される。
搾取階級社会で反動的な社会勢力は手段と方法を尽くして自主性のための人民大衆の闘争を阻む。こうした反革命勢力を撃破し勝利するためには人民大衆が固く団結して闘わなければならない。
個人テロや散発的な闘争のような非組織的で自然発生的な闘争では決して古くて反動的なものを無くし新しい制度、新しい生活を創造することができない。
広範な大衆が自分の階級的立場と利害関係の共通性を自覚し、先進思想で覚醒され、共通の目的と利害関係をもって組織的に結束され、正当な目的達成へとすべての力量を総集中するならば反革命勢力がいくらあがいても自主性をめざす闘争の流れをせき止めることができない。
革命は一定の組織に結束された人民大衆によって遂行される。
革命が前進する過程は組織を結成し、それを拡大していく過程である。
組織は人民大衆を指導できる整然とした制度と秩序が確立された先進分子らの集団である。愛国愛族で燃える人間であっても独りでは何の役にも立たない。人民大衆の組織的な闘争はその組織の性格と組織化水準において低い形態と高い形態があり得るが、組織を離れた革命闘争とは論ずることも、成り立つこともできない。
人民大衆の組織的な闘争のもっとも高い形態は領袖の導く革命組織によって一つの政治的勢力として結束した人民大衆が遂行する闘争である。
領袖の指導を受ける革命組織に一つに固く結束した人民大衆のみが自己の自主性を擁護し実現しようとする革命の根本目的を達成することができる。人民大衆は卓越した領袖を戴き、領袖の指導の下に組織化された威力ある革命勢力となることにより、始めて自らの自主性を擁護し実現するための真の革命の道に入るようになる。
人民大衆の組織的な闘争は昨日も今日も、今後も引き続き行われ、意識化され組織化された人民大衆の団結した力によってのみ革命の勝利を収めることができる。
