チュチェ思想は社会的・歴史的運動が社会歴史の主体である人民大衆の自主的運動であると示してくれる。
「社会的運動は人民大衆の自主性を実現する運動であり、社会が発展するということは、人民大衆の自主性を実現する闘争が深まっていくことを意味します。」
社会的・歴史的運動が人民大衆の自主的運動であるということは、人民大衆の自主性を擁護し実現する運動であることを意味する。言い換えれば、それは自然の束縛と社会的従属と不平等から脱して世界と自己の運命の主人として生き発展しようとする人民大衆の自主的な志向と要求を実現する運動であることを意味する。
社会的・歴史的運動は人民大衆の自主性を実現することを根本目的にして行われる。社会的・歴史的運動の本質的特性の一つがまさにここにある。
社会的・歴史的運動が人民大衆の自主的運動となるのは、人民大衆が自主性を本性とする自主的な存在であることと関連する。
自主性を本性とする人民大衆はあらゆる従属と束縛から脱して自主的に生き発展することを要求する。
自主性は人民大衆の生命であり、自主性を守ることは彼らの奪われない基本権利である。
自主性を擁護し実現する人民大衆の闘争によって、すべての社会的運動が起こり、前進していく。