金日成•金正日主義は、人民大衆をもっとも貴い存在と見なす見解と観点から出発して、すべてを人民大衆のために徹底的に奉仕することを求めている。
すべてをこの世でもっとも貴重で力強い存在である人民大衆のために徹底的に奉仕することにより、人民大衆の自主的理想をりっぱに実現し、彼らを世界と自己の運命の完全な主人になるのが金日成•金正日主義が打ち出している総体的目標であり、崇高な理想である。
金日成•金正日主義の構成体系をなしているチュチェの思想、理論、方法はいずれもすべてを人民大衆に奉仕する思想に貫かれている。
チュチェ思想は、この世でもっとも貴いのは人民大衆の利益であり、すべてを人民大衆の利益から出発し、それを徹底的に擁護し、実現する見地から対応しなければならないということを解明している。
チュチェの革命理論は、革命闘争の最終的目的が人民大衆の自主的要求と利益を徹底的に実現し、彼らを自然と社会、自分自身の完全な主人になるところにあることを解明し、それを実現するための闘争戦略と戦術を科学的に明示しており、チュチェの指導方法も大衆に忠実に奉仕しながら彼らの地位と役割を最大に高めるための原則と方途を全面的に解明している。
そういう意味から金日成•金正日主義は、人民大衆第一主義の革命思想となる。
社会主義が人類の理想となり、そのための闘争の炎が点じられた時から長い歳月が流れた。しかし、かつてはいかなる思想も真の社会主義は、すべてが人民大衆に奉仕する人民大衆中心の社会主義であるということを解明できなかった。
マルクス•レーニン主義が明らかにした社会主義学説は、あくまでも物質的、経済的関係を基本にしたもので、私的所有の撤廃や社会主義社会において生産力の早い発展問題については多く言及したが、社会主義社会においてすべてがあくまでも人民大衆の自主的要求と利益の実現に奉仕しなければならないということを解明できなかった。
金日成•金正日主義は史上初めて、社会主義の基礎は人民であることを新たに闡明し、社会のすべてが人民大衆に奉仕する人民大衆中心の社会主義学説を独創的に解明した。
金日成•金正日主義は、社会主義は本質において自主性の実現をめざす人民大衆の理念であり、社会主義偉業は人民大衆の自主性を完全に実現するための人民大衆の自主偉業であることを明らかにし、人民大衆中心の社会主義の理論を科学的に体系化した。
金日成•金正日主義は、人民大衆は社会のあらゆるものの主人として社会主義社会で主人としての地位を占めて権利を行使し、その責任と役割を果たしながら幸福で価値ある生活を享受しなければならないということを解明している。
金日成•金正日主義が明らかにした人民大衆中心の社会主義の理論は、朝鮮で輝かしい現実となり、朝鮮式の社会主義は人民大衆があらゆるものの主人となり、すべてが人民大衆に奉仕するもっとも優れて生命力のある社会主義となっている。
金日成•金正日主義を唯一の指導思想としている人民大衆中心の朝鮮式の社会主義では、国の崇高で美しいあらゆるものが人民という聖なる名と結びついて呼ばれ、人民大衆の自主的要求と利益の実現に大いに奉仕している。国号も「朝鮮民主主義人民共和国」であり、政権と軍隊も「人民政権」、「人民軍」であり、もっとも素晴らしくて華やかな宮殿や図書館、劇場も「人民文化宮殿」、「人民大学習堂」、「人民劇場」である。これは人民大衆をもっとも貴い存在と見なし、人民大衆のためにすべてを奉仕させる人民大衆第一主義の革命思想が社会主義の現実に立派に具現された貴い結実である。
このように、金日成•金正日主義は革命と建設において提起されるすべての理論的、実践的問題を人民大衆の要求と利益の実現に徹底的に服従させて解決していく人民大衆第一主義の革命思想である。