今日、朝鮮人民は
先軍政治は軍事を第一の国事とし、人民軍を中核、主力部隊として祖国と革命、社会主義を防衛し、全般的社会主義建設を力強く推し進めていく政治方式である。
先軍政治が社会主義の基本的政治方式となるのは何よりも、先軍政治が革命の根本的理念、根本的原則を最も徹底的に守り具現していくようにするからである。
社会主義は革命の根本的理念である。人民大衆の自主性は社会主義革命と建設を通じて実現できる。
社会主義を成功裏に建設し完成するためには革命の根本的原則を徹底的に守らなければならない。
人民大衆の自主的要求と利益を徹底的に擁護し具現することは、社会主義を成功裏に建設し完成する上で提起される革命の根本的原則である。
社会主義は帝国主義との熾烈な対決を伴うため、武装力なしには社会主義偉業が勝利のうちに開拓され、前進することができない。社会主義は帝国主義の侵略策動を断固粉砕しうる武装力によって成功裏に開拓され、勝利のうちに前進する。
先軍政治が社会主義の基本的政治方式となるのはまた、先軍政治が社会主義偉業遂行の全過程でとらえていくべき戦略的な政治方式であるからである。
地球上に帝国主義が残っている限り、社会主義を根絶させようとする帝国主義者の侵略と戦争策動は引き続き行われている。こういう条件の下で強力な革命的武装力なしには社会主義の勝利を保障することも、社会主義偉業の最終的勝利を達成することもできない。
史上初めて出現した労働者階級の政権であるパリコミューンが失敗し、スペインの人民政権が崩壊した主な理由は、反革命武力を打ち倒すことのできる強力な革命武力、銃剣を持っていなかったところにある。旧ソ連と東ヨーロッパ諸国で社会主義が固守できなかったことも重要には軍隊が社会主義を擁護、固守しうる革命的武力として準備されていなかったことと関連している。
先軍政治は帝国主義侵略策動を打ち破って、革命の獲得物と社会主義偉業を守り通す。
軍事を革命の命運、社会主義の存亡を分かつ根本的問題とみなして革命的軍隊を強化することに最優先的力を集中する先軍政治は、帝国主義の軍事的侵略と戦争策動の中でも社会主義偉業の勝利的前進を確固と保障する。
朝鮮人民は先軍の旗を高く掲げたがゆえに、帝国主義の包囲の中でも単独で社会主義を守り抜き、万難を乗りこえて強盛大国建設を前進させる奇跡を産むことができた。
先軍政治は社会主義社会の他の政治方式をも規制する。
愛と信頼に基づく団結と協力が社会関係の基本をなし、人民大衆の団結した力が社会発展の推進力となっている社会主義社会は、その本性からして人徳政治と先軍政治、すべての社会主義的民主主義を基本的政治方式として求めるのである。
仁徳政治は人民大衆に対する愛と信頼の政治であり、社会主義的民主主義は人民大衆が国家と社会の主人としての地位と役割を全うするようにする人民大衆自身の政治である。まさにここに社会主義政治の優位性がある。
しかしながら社会主義社会で仁徳政治と社会主義的民主主義は、先軍政治によって確固と保証される。
社会主義は帝国主義との熾烈な力の対決の中で勝利への道を開いていく。帝国主義者が社会主義を抹殺するために躍起になっている状況の下で、軍力を掌握しないでは社会主義を守ることもできず、人民大衆の自主性を実現することもできない。
それゆえ社会主義社会で人徳政治と社会主義的民主主義は、強力な軍力を前提とするようになる。
このように先軍政治は社会主義偉業の最終的勝利を達成するうえで変わりなく堅持すべき、恒常的な政治方式、社会主義の基本政治方式となるのである。